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平川動物園ズーブログ

ラグビーワールドカップが開催! 平川動物公園のベストフィフティーンを選んでみた!

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。9月20日よりラグビーワールドカップが日本で開催されました。楽しみにされているラグビーファンの方も大勢いると思います!そんな私も日本代表の動向が気になり、是非とも一つでも多く勝ち上がってもらいと思っています。さて、今回のズーブログでは、もし!もし!動物公園の動物たちでベストフィフティーンを選出したこうなるだろうと、私が勝手に想像し選出してみましたので紹介したいと思います。

「監督」:コアラ
動物公園でも不動の人気を誇るコアラ。朝夕の採食時間以外には滅多に動くことがなく、うつむいて眠っていることが多いです。実はこれ、ラグビーの戦術や対戦相手の行動を分析しているのではないかと思っています。眠っているように見せかけて、実はものすごく考えているのかもしれません… 試合の時はラグビーの監督同様、スタンドならぬユーカリの木の上から観戦することでしょう!

ユーカリを消化吸収するために休んでいることが多いコアラ。眠りながらも戦術を考えてくれているはず!?

 

ラグビーは15人にそれぞれのポジションが決まっています。大きく分けると、フォワード(FW)と呼ばれる前の8人と、バックス(BK)と呼ばれる後ろの7人に分けられます。
ちなみにフォワード8人はスクラムを組むメンバーです。

 

「フッカー(FW)」:インドゾウ
スクラムを組む時の最前列中央のポジションです。園内最重量である約3500㎏のオスの「ラウナ」が最適!長い鼻を使って投げ入れられたボールもうまくかき出してくれます。

 

ミニバン2台分の体重もあり、パワーも別格です!

 

「左右プロップ(FW)」:ミナミシロサイ、ヒガシクロサイ
スクラムを組む時の最前列の左右のポジションです。体が大きくがっしりとした体格が理想といわれています。相手と激しく組むので首が太いのが有利?ともいわれています。大きな頭をグイグイ持ち上げることができ、押す力も抜群に強いのでシロサイの「シノ」とクロサイの「サニー」は適任です!

ゾウに次ぐ巨体で、パワーも文句なし!

 

クロサイは動きも俊敏で、小回りも意外とききます!

 

「左右ロック(FW)」:マサイキリン、カバ
スクラムを組む時に、フッカーとプロップを後方から押し込むポジションです。当然、力は強く、がっしりとした体格が理想です。キリンやカバが後方からしっかりとサポートしてくれること間違いなしです。またラインアウトやキックオフ時にボールをキャッチする役割を担うことも多く、背の高いキリンにはもってこいのポジションです。

首が長く背も高いので、ボールも余裕でキャッチできる!?

 

のんびりしているように見えますが、水陸両方で速いスピードで移動が可能です!

 

「左右フランカー(FW)」:アカカンガルー、シンリンオオカミ
スクラムを組む時の最後方のポジションです。力も必要ですが、攻撃の際には走り回ることが多いので、体力が必要なポジションです。アカカンガルーやオオカミは、ものすごく速く走れるわけではないですが、スタミナがあり長距離を走り続けることができます。

ジャンプして移動するのが得意!オスはムキムキでパワーもあります!

 

非常に賢く、スタミナ、パワー、速さなどバランスに優れています!

 

「ナンバーエイト(FW)」:ベンガルトラ
フォワードを最後方でコントロールする重要なポジションです。スピードやパワー、体格、判断力など総合的に優れた選手が選ばれることが多いです。トラは体格も大きく、跳躍力やパワーもバランスよく、このポジションにはもってこいです。

ベンガルトラの白変種であるホワイトタイガー。肉食獣の王者が適任です!

 

「スクラムハーフ(BK)」:ニシチンパンジー
スクラム時にボールを投げ入れ、取り出すことが多いポジションです。フォワードとバックスの繋ぐ役割もあり、的確な判断力が必要です。小柄の選手でも活躍できるポジションでもあります。チンパンジーであれば手先も器用で、賢いためこのポジションで役割を発揮してくれることでしょう。

手先は器用で、洞察力に優れています。きっとチームの要になってくれるでしょう~

 

「スタンドオフ(BK)」:オジロワシ
バックスよりでプレーすることが多く、バックスを率いて「走る」「蹴る」「パスを出す」と攻撃の起点となり司令塔のようなポジションです。オジロワシであれば、「飛ぶ(反則かな?)」、「強靭な爪でつかむ」「イーグルアイで見渡す」ことができ、チーム全体の把握もできること間違いなしです!

飛ぶのは反則?鋭い爪でボールを握ってそのままトライか?

 

「左右センター(BK)」:エゾヒグマ、ニホンイノシシ
守備でのタックル、攻撃する際の突破力が求められる「縁の下の力持ち」のポジションです。日本を代表する大型哺乳類であるクマとイノシシ。ヒグマのパワーと猪突猛進と突き進むイノシシの突破力はこのポジションで生かされることでしょう!

北海道がほこるエゾヒグマ。走ってもよし!タックルしてもよし!

 

猪突猛進と駆け回る!でも穴掘りをしてグランドが穴だらけになるかも…

 

「左右ウイング(BK)」:ダチョウ、チャップマンシマウマ
チームの中でスピードとスタミナが最も要求され、自陣から敵陣まで走り抜けトライを奪うこともあります。60~70㎞のスピードで走り、スタミナも抜群のダチョウとシマウマ。サバンナで駆け回る姿を、グランドで再現してくれること間違いなしです!ときどき食事タイムで芝を食べそうでちょっと心配です…

空は飛べないが、走ることには負けない!グランドを縦横無尽に走りまくれ!

 

同じサバンナで暮らすダチョウとは相性抜群!?芝を食べすぎてボールを見失いでね

 

「フルバック(BK)」:ミシシッピワニ
チームの最後尾でディフェンスの最後の砦となります。キックでボールを蹴りだすことも多く正確なキック力も必要なポジションです。ミシシッピワニは全長4mにもなり、横たわり口を開けているだけで、怖くて近づけません… しかも長い尾はパワーもあり振り回してボールも遠くへ飛ばしてくれるでしょう!最後の砦はワニにお任せです。

そこにいるだけで存在感抜群!前を通るのも怖いかも…

 

おまけ
サポーター:ずばり応援団!声が大きいことが必須!
トカラヤギ
メェ~メェ~と鳴いているトカラヤギ。声を出すことはとっても得意!しかし、応援せず大好物の草(グランドの芝)を食べてしまうかも…

うるさいぐらいの鳴き声で日本代表チーム(平川代表チーム)を応援するぜ!

 

さて、独断と偏見で動物公園スペシャルラグビーチームを作ってしまいましたが、このように動物の特性を見比べてみると、それぞれの動物が生息環境や食べているエサに合わせて、様々な形態や生態があることがわかります。ラグビー観戦と併せて動物公園では動物観戦?をしてみて、動物たちの個性に注目していただければと思います!

最後に、ラグビーW杯!がんばれ日本代表チーム!

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世界初展示!オオトラツグミを見てみよう

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。7月末からどうぶつ学習館にてオオトラツグミを展示しています。ハトほどの大きさの鳥ですが、過去に展示の記録がなく、おそらく世界初展示となります。今回のズーブログではこのオオトラツグミについて紹介していきたいと思います。

 

 

眼がくりくりで、非常にきれいな鳥です!

 

 

このオオトラツグミは、奄美大島でのみ繁殖が確認されている鳥で、基本的には奄美大島でしか見ることができません。体重は約180~200gで壮齢な照葉樹林を主な生息場所としています。林床の落ち葉内にいるミミズや幼虫類などを主食とし、森林に高く依存している鳥です。一昔前までは生息数が激減し、「幻の鳥」とまで言われていました。国の天然記念物、種の保存法による保護増殖事業の対象種として指定されています。

 

数が減少した主な要因は、生息地である森林の破壊、マングースなどの外来種による捕食が挙げられます。しかしながら、生息地の保全や外来種の駆除が進んだことや、奄美野鳥の会や環境省などによる調査や保護活動が功を奏し、今では生息数の回復が確認されています。

 

事故の影響で、右眼が欠損しています…

 

当園にやってきたオオトラツグミは奄美大島内の林道上で保護されました。保護理由は交通事故で、事故の影響で右眼を失明し、飛翔能力もかなり低下しました。奄美いんまや動物病院の伊藤圭子獣医師による懸命な治療の甲斐もあって、一命はとりとめました。残念ながら野生下ではエサも満足にとれず、外敵にも襲われてしまうため動物園での終生飼育となりました。

 

しかし、飼育下での知見は皆無で、基礎データの収集に寄与してくれる個体の存在は貴重です。また野生個体はじっくり観察することは不可能です。飼育個体なので、間近で観察でき、個体を通じて奄美大島の豊かな自然と貴重な生き物について代弁してくれる存在として活躍しています。

ぜひ世界初展示のオオトラツグミを見にきてくださいね!

 

どうぶつ学習館に展示中です!

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まるでヒヨコですが…クジャクです!インドクジャクのヒナが成長中

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。春からの繁殖期でインドクジャクのオスが、羽を広げるディスプレイをしています。遺伝子を残すための懸命なディスプレイの結果、メスと交尾を成功させます。メスは産卵し、約25日の抱卵(あたためる)の後、ヒナがかえります。

 

 

オスのディスプレイは美しい!

抱卵していたメスは6月初旬より、展示場の左奥で卵を産みため、4つためて抱卵しはじめました。エサの時間もほとんど卵の上から動くことなく、抱いており約37~38度の温度であたため続けます。

 

抱卵中のメス
たまにしか動きません…

 

ふ化予定日の前日には、殻の一部が割れてくる「はし打ち」がはじまりました。翌日には3羽ふ化しており、親の後ろを一生懸命ついて行っていました。残念ながら1卵は未発生でしたが、3羽のヒナは親からエサのとり方などを教わってすくすく成長していくと思います。

 

殻の一部が割れて出てくる準備がはじまりました!ピーピー鳴いています

 

生まれたよ!

 

しばらくは、おかあさんといっしょです!

現在は、展示場の右奥にてネット内で飼育しています。小さなヒナがピョコピョコ動く様子はとてもかわいらしいので、ぜひ見に来てくださいね!

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アカカンガルーの人工哺育を行っています!

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、アカカンガルーの人工哺育について紹介したいと思います。

 

数時間おきにシリンジにてミルクを与えます。休んでいるときは保育器ですごしています

 

カンガルーの代名詞といってもいい「袋」。この袋(育児嚢)で子育てを行います。アカカンガルーは約一カ月の妊娠期間を経て、一円玉サイズの赤ちゃんを産みます。その後、袋まで移動し、乳首に吸い付き成長していきます。約半年の期間過ごし出てきます。順調にいけば飼育員は特に子育てに干渉することはなく、母体の健康管理に気を遣えば大丈夫なのですが… ごくたまに成長途中に袋から落ちてしまい、自力で戻れなくなることもあります。大体はメスを捕まえて袋に戻し様子を見ます。しかし今回落下させた母親のライムは初めての子育てのためか、3回も赤ちゃんを落としてしまったため、やむなく人工哺育に切り替えて、対応することにしました。

はじめて落下した日の様子。まだ毛がはえていないため低体温になっていました。お湯を使って体温を上げました

 

点滴をして母親の袋に戻しましたが… その後2回の落下がありました

 

赤ちゃんの管理で心配なことはたくさんありますが、毎日の体重変化とうんちの状況には気を使っています。カンガルーは子どもの成長とともに乳成分が変化するともいわれています。状況をみて変えていく判断も重要になります。ミルクの成分や保温温度が適正でないと下痢を起こし、脱水状態にもなるのでうんちの観察も重要です。

 

母親の袋の代わりに、特製の袋に入っています!

 

今のところは順調に生育していますが、感染症やエサの切り替えなど心配ごとはたくさんあります。なんとか一人前のカンガルーに成長してもらい、アカカンガルーの群れへ参加させてあげたいと思っています。

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リスの森新メンバー!

お久しぶりです!
暖かい日差し、春ですねぇ。すぐに気温が上がって夏になる鹿児島では貴重なおさんぽ日和です。
春は出会いの季節でもありますが、リスの森にも新しい仲間が増えています。

 

『アオバト』

頭部を怪我してから寝癖付いたみたいになってます

 

オスのアオバトは翼の一部が赤紫っぽくなるのですが、こちらは全身緑のメスです。
「アオ―、アオ―」と聞こえるちょっと変わった鳴き声をしています。キンモクセイの枝などに留まって隠れていることが多いので、下ではなく上を探してみてください。

 

『アカネズミ』

かくれんぼ上手が増えました!

 

リスの森内にある飼育室で、繁殖ケージのシマリスたちの隣に展示しています。
夜行性なうえに警戒心が強く、巣箱として利用している竹筒から滅多に出てきませんが、開園直後などは稀にそろりそろりと顔を出して行動する時があります。

 

『コールダック』

にぎやかな2羽はとってもなかよし

 

名前の通りよく鳴いてコミュニケーションをとっています。尾羽の一部がくるんと巻いているのがオス、そうでないのがメスです。
アヒルの中でも小柄な品種です。以前からいるアヒルのマロンさん(メス)と並ぶとこどものようですが、既に成鳥なのでこれ以上大きくなりません。

 

真ん中にいるのが通常のアヒル

 

春のお出かけに動物園はぴったりですよ!
リスの森の新メンバーたちにぜひ、会いに来てください!

 

待ってるね!みつけてね!

 

 

日向ぼっこして寝ていたいと動物観察中ずっと考えているリスの森担当:海道

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