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平川動物園ズーブログ

あなたの夢、かなえました!!

みなさん、こんにちは!教育普及係の落合祐子です。だんだん暖かくなってきましたね。春はもうすぐそこ!いろいろな鳥の鳴き声が聞こえてきてワクワクします。

 

さて、去る2月18日と19日に、年明けに募集した「開園45周年記念 あなたの夢をかなえます」の夢を実現しました。厳正なる審査の結果、当選したのは以下の方々。

①お父さんの誕生日にキリンと記念撮影のサプライズをプレゼントしたい!という6歳の男の子とそのご家族

②名前が同じホワイトタイガーにエサをあげたい!という女性

③将来飼育員になりたいので、いろいろなバックヤードを見てまわりたい!という小学校5年生の男の子

 

それぞれ飼育担当者と打ち合わせを行い、参加者の皆さんが楽しむことができ、そしてお互いが安全な方法を決めて当日を迎えました。

 

まずはキリンのハートと記念撮影。アフリカの草原ゾーンの柵越しにハートと記念撮影を行いました。ハートもいつも以上に興味津々の様子で近づいてきてくれ、素敵な家族写真を撮影することができました。

ハートと記念撮影!

ハートと記念撮影!

 

続いてホワイトタイガーのメイへエサやり。エサの準備から全て行ってもらいました。素晴らしい包丁捌きで馬肉の塊をあっという間に切り分け、メイの待つ展示場へ。いつもと違う場所・方法でのエサやりでしたが、飼育担当者が事前に馴致(馴らすこと)をしていたためスムーズに食べてくれました。いつも以上に近くでメイに会うことができ、「すごく美人でした!また会いに来ます!」と喜んでいただきました。

 

メイとご対面!

メイとご対面!

そして、午前午後と長時間の夢実現となったのが、バックヤードを回ったこちらの男の子。バックヤード9ヶ所を回りながらエサの準備やエサやり、動物治療やトレーニングの見学を行いました。いつもとは違う動物の一面や、動物の健康管理のために飼育員が取り組んでいるトレーニングなど見学し、飼育員の仕事について新しい発見をしてもらえたと思います。

ゾウのエサの準備中。そんなんじゃ日が暮れちゃうよ!と言いたそうな飼育員…

ゾウのエサの準備中。そんなんじゃ日が暮れちゃうよ!と言いたそうな飼育員…

 

食欲旺盛なビントロングに少々びっくり。

食欲旺盛なビントロングに少々びっくり

 

最後は無線で「業務終了です!」

最後は無線で「業務終了です!」

 

今回約1ヶ月間の募集期間に、71組の方から様々な「夢」をいただきました。斬新で面白い夢もたくさんあり、なんとかして実現させたい!と考えましたが、動物たちや参加される方の安全性・衛生的な問題から断念せざるを得ませんでした。「夢」を通して皆さんの動物に対する思いが強く伝わってきて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。ご応募いただいた皆さん、ありがとうございました。

10月14日の平川動物公園開園45周年に向け、3月19日(日)の記念講演会、4月15日(日)からのお仕事道具展、そして4月1日(土)に公示される動物総選挙など、様々なイベントを行います。記念となるこの年を、どうぞ楽しんでくださいね!!

 

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リスザル!では、ないです!

こんにちは!日差しがポカポカと気持ちいい季節になりましたね。動物たちも日光浴してのんびりしています。

 

今回のブログで紹介する動物は、ワタボウシパンシェです。

フンボルトペンギン展示場とリスの森入り口の間に4つ並んだ展示室がワタボウシパンシェ展示場です。

名前を聞いただけでは、どんな動物か想像がつかないと思いますが、小型のサルでとても特徴的な頭をしています。

 

綿をかぶっているように見えるでしょうか?

綿をかぶっているように見えるでしょうか?

 

リスザルと比べて知名度が低いですが、ユニークな外見と行動の興味深さは負けていません。

成獣でも体長が25cmほどしかなく、体重も350g500gと小柄です。体長には尾の長さは含まれておらず、体と同じか、それ以上の長さの尾をしています!

 

尻尾でぶら下がることはできません なが~い尻尾でバランスをとりながら木の上を移動していきます

尻尾でぶら下がることはできません
なが~い尻尾でバランスをとりながら木の上を移動していきます

 

雑食性で、野菜や果物のほか、鶏肉の切れ端や昆虫も食べます。

特に、バッタやトカゲは野生でも捕まえて食べているため大好物のようです。

 

煮サツマイモ、ニンジン、リンゴ、オレンジ、キャベツ、ペレット など

煮サツマイモ、ニンジン、リンゴ、オレンジ、ペレットなど

あぐあぐ、おいしい! いらないところは食べこぼします 樹上生活なので地面のゴミは関係ないのです 掃除の苦労は飼育員のみぞ知る

あぐあぐ、おいしい!
いらないところは食べこぼします
樹上生活なので地面のゴミは関係ないのです
掃除の苦労は飼育員のみぞ知る

バッタ! きらーん!! 目の色が変わる大好物!

バッタ!
きらーん!!
目の色が変わる大好物!

 

 

オスとメスのペアとその子どもからなる数頭の群れをなして生息していて、平川動物公園のペアたちもとても仲良しです。

オスとメスは子育てを協力して行い、メスが食事をしている間、オスは子を背負って面倒を見ます。

ワタボウシパンシェはコロンビアなど中南米の河川流域の森林に生息していて、野生では2000頭ほどしか生息していないともいわれています。森林伐採などの環境破壊により、生息地が狭まり絶滅の危機にあります。

 

 

2003年の繁殖時の写真です 近い将来、野生では見れなくなってしまうかも…

2003年の繁殖時の写真です
近い将来、野生では見れなくなってしまうかも…

 

 

写真では紹介できませんが、高い鳴き声が小鳥のようで、ペアの鳴き交わしはとてもきれいですよ!

ぜひ、展示場の前で足を止めて、鳴き声に耳を澄ましてみてください!

 

 

 

ワタボウシパンシェ、覚えてね!

ワタボウシパンシェ、覚えてね!

 

 

 

目が合うだけでビビッて逃げられ、毎回ちょっとショックなワタボウシパンシェ担当:海道

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アマミノクロウサギ「ボマ」ありがとう

みなさんこんにちは。平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログは、非常に残念な内容となります。2015年12月に徳之島で保護されたアマミノクロウサギ「ボマ」が2月17日に死亡しました。

 

 

在りし日のボマ

在りし日のボマ

 

 

 

ボマは12月13日の夜間に徳之島の道路上でうずくまった状態で発見されました。原因は交通事故。自然保護活動をされているNPO法人徳之島虹の会、徳之島動物病院、そして環境省や地元自治体の協力のもと保護され治療が行われました。その後は奄美大島の奄美動物病院の伊藤圭子獣医師(現在はゆいの島どうぶつ病院院長)により24時間体制の治療や給餌が行われ、一命をとりとめました。

 

保護直後の様子

保護直後の様子

 

奄美大島では24時間体制の治療が行われました

奄美大島では24時間体制の治療が行われました

 

 

徳之島や奄美大島では継続治療をする施設がないため、飼育や治療を過去に経験があった平川動物公園で行うことになり、保護時の体重約700gから順調に成育し2100g程まで成長しました。飼育下ではありますが幼獣から成獣への詳細な成長を記録することができ、アマミノクロウサギの生態解明にも貢献してくれました。

 

事故の後遺症で上下の顎が不正咬合してしまい定期的なトリミングは必要でしたが、それ以外の神経症状などは改善し、左目は見えていませんでしたが動物園での暮らしには随分慣れてきていました。

 

 

4~5週間に一度、歯のトリミングを行っていました

4~5週間に一度、歯のトリミングを行っていました

 

 

しかしながら、2月17日に消化管の鬱滞により死亡してしまいました。前日までは普段と変わらず過ごしていましたが、もしかすると小さな体調不良のサインを見逃していたのかもしれません。この点については今も悔やまれます。

 

推定年齢1才半ほどと短い生でしたが、たった一年の飼育でも様々な情報や知見を我々に届けてくれました。成長記録や治療方法の検討、糞と体サイズの相関など、出来る限りデータを収集し、野生下での個体群に貢献できる情報を集めようと試みました。一部の結果については、日本動物園水族館協会が主催する動物園技術者研究会や環境省が開催する奄美希少野生生物保護増殖検討会にて報告することができました。

 

小さないのちをみんながつないで生きてきたボマは、島の自然や環境、人々の島を守る取り組み、いのちの尊さを私たちに教えてくれました。ボマから得ることができた教訓を生かし、保護療養中のネセブ(オス、2016年11月に奄美大島で保護)や今後収容される個体の管理や治療にあたりたいと思います。今まで応援してくださった皆様本当にありがとうございました。

穴掘りも大好きでした

穴掘りも大好きでした

 

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ビントロングの赤ちゃんが産まれました!

みなさんこんにちは!今回は嬉しいニュースです!

現在当園では3頭のビントロングを飼育しておりますが、昨年の12月27日にオスのハヤトとメスのチャコの間に3頭の赤ちゃんが誕生しました。残念ながら1頭は生後2日で死亡してしまいましたが、2頭については現在もすくすくと成長しています。チャコは今回で4度目の出産でしたが、何故かいつもより気が張っているようでした。子どもたちも原因不明の脱毛が見られ、いつもの出産とはどこか違う様子でした。

DSC08958

生まれたばかりの赤ちゃん。目はまだ開いていません。

体重は366gと348gでした!

 

しかしながら、こちらの心配をよそに子どもたちは元気いっぱいで、生後30日ほど経つと活発に動き回るようになり、次第に脱毛していた部分からも体毛が生えてきました。最近ではお母さんの背中を登ったり2頭でじゃれ合ったりして、今まで以上に活発になってきています。

DSC09116

お母さんのチャコの背中に登っています!

 

これまでは母子の体調を優先して寝室にて飼育をし、展示はしておりませんでしたが、子どもたちが母親から離れて動き回る事が増えてきたことや、四肢や尾の力が強くなってきたことなどから3月9日(木)14:30~15:00の間、展示場にデビューする事になりました。(天候や母子の体調等によって展示できない場合もございますので、ご了承下さい。また、10日以降の展示に関しても現在のところ未定です。)

初めてなのでどのように動いてくれるか分からず、ちょっと不安ではありますが・・・

お楽しみに!

ビントロング担当 松元

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リスの森に春、チョットコイ!

こんにちは!

大雪が降ってどうなることかと思いきや、暖かい日が戻ってきて少しホッとしますね。

 

さて、2月のイベントといえば節分、建国記念日に続き、バレンタインデーがありました。

鳥たちの中には既に春の繁殖期に備えて臨戦態勢になっているものもいくつかいます。

正月のブログで書いたクジャクたちもオスが美しい羽を広げてのアピール合戦を開始しています。

 

 

いつもより華麗に広げています

いつもより華麗に広げています

 

 

そして、リスの森でもオス同士の熱き戦いが始まっています。

 

 

コジュケイです!

コジュケイです!

 

 

コジュケイは隠れ上手な動物の多いリスの森の中でも見つけやすい鳥です。

 

小さくて丸い体、ちょこちょこ歩きがかわいらしい鳥です。

 

 

群れで行動しています

リスの森では群れで行動しています

 

 

ですが最近、通路を歩いていると隣の茂みから「ヂヂヂ!」と鳴き声がしてコジュケイが飛び出してきます。「チョットコイ、チョットコイ」と聞こえる独特の鳴き声もよく聞こえるようになりました。

普段の愛らしい姿は何処へやら、オス同士が優位に立つために小競り合いしているようですね。

 

 

激しいバトルに写真がブレブレ…

激しいバトルに写真がブレブレ…

 

 

コジュケイは春に茂みの中に卵を46個産み、メスが抱いて温めます。

今年もうまくいけば、5月頃にはかわいらしいヒナの姿が見られるかもしれません。

 

 

 

何羽生まれるかお楽しみ!

何羽生まれるかお楽しみ!

 

 

 

バレンタインはおいしいチョコをあげる日ではなく食べる日であると思っているリスの森担当:海道

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