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平川動物園ズーブログ

私たちの寒さ対策

みなさんこんにちは!12月に入り、寒い季節がやってきました!

動物園では、動物たちの寒さ対策を紹介するパネルが園内に張り出されています。寒い冬が得意な動物たちもいますが、苦手な動物たちがどのように過ごしているのか、パネルを探しながら、動物を観察してみてください♪

 

さて!

皆さんの寒さ対策は、何をしていますか?

セーターを着たり、マフラーや手袋、帽子を被ったり…

セーターなど、毛糸でできている製品の中には、ヒツジの毛(羊毛・ウール)を使っているものも多くあります。

冬に活躍するヒツジの毛を、おうちの中で探してみましょう!

セーターやコートなど、洋服についているタグに注目してみてください!

 

セーターのタグ。毛100%の表記。

セーターのタグ。毛100%の表記。

 

これは毛100%、と書いてあります。

これではヒツジの毛が100%か、はっきりとはわかりませんが、ヒツジの毛100%のセーターにはこんなマークがあります。

 

ヒツジの毛100%のセーターのタグ

ヒツジの毛100%のセーターのタグ

 

このマークは、ウールマークといいます。

このマークのついているセーターは、ヒツジの毛から作られています。

他の服も見てみると…

 

毛50%のセーターのタグ

毛50%のセーターのタグ

 

このセーターには毛のほかに、ナイロンが含まれています。(ナイロンは合成繊維)

 

また、

 

アルパカ15%のセーターのタグ

アルパカ15%のセーターのタグ

 

このセーターはヒツジではなく、アルパカの毛が含まれていました。

コートも同じように見てみると、

 

ウール18%のコートのタグ

ウール18%のコートのタグ

 

ヒツジの毛を含んでいました!

 

ヒツジの毛を多く含むほど、暖かいと言われています。

ヒツジの毛はこのように、私たちの冬の寒さの中で暖かさを提供してくれています。

 

そんなヒツジたちはというと…

 

寒くて天気のいい日の一コマ。

寒くて天気のいい日の一コマ。

 

寒いにも関わらず、日陰で休んでいます。

 

春に生まれた子ヒツジたち

春に生まれた子ヒツジたち

大人の手でも、第二関節まですっぽり埋まります!

大人の手でも、第二関節まですっぽり埋まります!

 

春から伸び続けてきたもこもこの毛に包まれて、寒さもへっちゃらのようです。

日が照ると暑くなるようで、日陰にいることが多いです。

気温は低いのに…

 

おうちの中でも身近にできるヒツジの毛探し、ぜひ探してみてください♪

そして、ヒツジの暖かさに包まれながら、寒い冬を乗り越えましょう!

ふれあいコーナーでは、夏とはまた違ったふわふわもこもこのヒツジたちが待っています!

 

ヤギたちはひなたぼっこ

ヤギたちはひなたぼっこ

 

ヒツジ担当:角田

 

 

 

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動物病院だより~入院フサオマキザルのためのエンリッチメント~

みなさん、こんにちは!!獣医師の伊藤ななおです。

みなさんは、環境エンリッチメントという言葉を聞いたことがありますか?

環境エンリッチメントとは、

動物福祉の立場から、飼育動物の“幸福な暮らし”を実現するための具体的な方策」(市民ZOOネットワークHPより)

と説明されます。

 

そこで、今回のブログの主役は、

フサオマキザルのスミレ(♀)さん。

一時体調を崩し、入院していましたが、

今ではすっかり回復、退院の時を待っています。

しかし、ぐっと寒くなってしまったため、

群に戻すには難しい季節となってしまい、

もうしばらく入院生活が続きそうなので・・・

こんなものを用意してみました。

丸太を切ったものと、消防ホース。

image1

これが何になるかというと、、、

ブランコです!

image3

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しかし、第1弾は不安定なのが気に入らないのか、

全然使ってくれませんでした。

丸太を切ってくれたのは、

チェーンソーを趣味とする、飼育員の松元くん。

松元くんのアドバイスにより、

安定感を求めて改良、新たな丸太を切ってもらい、

このようになりました!!

PB300420①

時々乗っている様子がみられ、

上にエサを乗せると取りに来ます。

殺風景だった部屋でしたが、少しは刺激が生まれたでしょうか?

退院まで、しばらくこのブランコを満喫してほしいものです。

動物病院内は残念ながらご覧いただけませんが、

園内の各展示場はこのような環境エンリッチメントのための、

飼育員の工夫にあふれています。

動物種によって異なる展示場にもぜひ注目してみてください!!

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この穴、なんだ?

 

こんにちは!

先日リスの森の清掃をしていると、いつの間にか不思議な穴ができていました。

 

 

ここに…

ここに…

 

こんな穴が

こんな穴が

 

中をのぞきこむと…

 

あっ!

あっ!

 

 

キュウシュウノウサギがいました!

九州、の、ウサギではないです。九州、野ウサギです。

九州・本州(太平洋側)・四国地方に生息しているノウサギです。

 

どうやら自分が隠れる穴をひそかに掘っていたようです。

リスの森で見かけた方は滅多にいないかもしれませんが、それもそのはず。

キュウシュウノウサギは夜行性で、日中は茂みなどに姿を隠し、じっとしています。

そうすると体の色が周りの景色と同化してなかなか見つかりません。

 

これはまだ見つけやすいです

これはまだ見つけやすいです

 

真ん中にいるのわかりますか?

真ん中にいるのわかりますか?

 

リスの森にはまだまだ隠れキャラ?がいますので、何種類見つけられるか探してみてください!

ただ、隠れるのが上手な動物たちはとても怖がりです。見つけても追いかけたりせず、そっとしておいてあげてくださいね。

 

見つけたらラッキー!

見つけたらラッキー!

 

 

 

毎日が動物たちとのかくれんぼ(絶対オニ役)のリスの森担当:海道

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祝40才! インドゾウの誕生日をお祝いしました

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、10月31日に推定40才になったインドゾウの誕生日会について紹介したいと思います。

 

今から31年前の1985年10月31日、オスのラウナとメスのアンリーの2頭が推定9才で来園しました。2頭はタイで生まれ、国内の移動動物園等でしばらく過ごした後、鹿児島へやってきました。まだまだ幼さが残る2頭でしたが、スクスクと成長し今では体重3600㎏、人間に例えると50~60才の中年ゾウになりました。大きなトラブルや病気もなく、健やかに暮らしています。

 

来園時(31年前)のアンリー。まだまだ小さい!!

来園時(31年前)のアンリー。まだまだ小さい!!

 

さて誕生日会の様子ですが、福平保育園の園児の皆さまからの「ぞうさん」の歌のプレゼント、そして飼育員からは特製のバースデイケーキを準備しました。ケーキといえば生クリームやチョコレートを想像しますが、ゾウが食べるとお腹をこわすかもしれないので、おからとパンでケーキの土台を作成し、野菜や果物で装飾しました。

(実はおからは普段与えていないエサで、ちゃんと食べてくれるか心配だったので、事前にケーキを試作し与えていました!)

 

竹で「HAPPY BIRTHDAY」の文字を作りました!これもちゃんとしたエサです

竹で「HAPPY BIRTHDAY」の文字を作りました!これもちゃんとしたエサです

 

特製おからパンケーキ!バケツサイズで約10㎏あります!

特製おからパンケーキ!バケツサイズで約10㎏あります!

 

こちらの心配をよそに、大きな鼻を使って豪快に食べるラウナ、見慣れない食べ物にちょっと警戒するも食欲に負けて食べ始めたアンリー、それぞれの性格が垣間見られた誕生日会でもありました。

 

ラウナは豪快にホール食い!! 

ラウナは豪快にホール食い!!

 

アンリーは上品に鼻先でつかんで食べました

アンリーは上品に鼻先でつかんで食べました

 

 

ゾウの寿命は50~70年と言われています。そろそろ高齢化への対策も考えなくてはならない時期になりました。担当者一同、ゾウが楽しく健康に過ごせるように支えていきたいと思います。

 

福平保育園の皆さん、素敵な歌声ありがとうございました!

福平保育園の皆さん、素敵な歌声ありがとうございました!

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冬支度が始まりました!

みなさん、こんにちは!教育普及係の落合祐子です。あっという間に10月も終わり。東北出身の私にとっては、まだ日中に半袖で生活できる鹿児島が信じられないのですが…。それでも動物園の冬支度は着々と進んでいます。

どうぶつ学習館の休養広場の芝生は、今年の3月末に準備を始めてから今が最高のフカフカ具合!!歩いていても地の硬さを感じません。成長も早いので、定期的に動物園の花緑係(植栽を管理する係)のスタッフが芝を刈っています。

フカフカです!

フカフカです!

さて、芝には高気温に強い「暖地型」(以下、夏芝)と低気温に強い「寒地型」(以下、冬芝)があります。夏芝は冬になると枯れ、冬芝は夏には枯れてしまいます。平川動物公園では春から秋にかけて夏芝が、冬には冬芝が生育するように管理しています。そんな休養広場で、先日、青々とした芝生に突如現れたコアラの輪郭。花緑係のスタッフが草刈り機で器用に芝を刈り取りできたものです。この作業を見ると、まだ半袖でも「そろそろ冬か…」と思います。これだけでも「あー!コアラになっている!」という声を聞きますが、作業はここから。

3頭のコアラが現れた!

3頭のコアラが現れた!

コアラの輪郭に土と肥料を盛り、冬芝の種を蒔き、さらにその上に土を少しかけていきます。種蒔きが終わったら水やりと、種を蒔いたところのチェックを毎日。遠足シーズンには多くの方が芝生を利用するので、チェックは欠かせません。不具合があればまた種を蒔く…。この繰り返しで、発芽までは1週間から10日間です。

パラパラと蒔きます

パラパラと蒔きます

寒~くなった頃には、夏芝が枯れて寂しくなった休養広場を、青々とした冬芝コアラが彩ってくれることでしょう。冬の休養広場を、どうぞお楽しみに!!

全て手作業なのです

どんなコアラになるかな?

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