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平川動物園ズーブログ

インドクジャクのヒナを展示しています

すっかり風が冷たくなりましたね!
寒くなり過ぎる前にと最近展示動物たちに仲間入りしたのが、今回紹介するインドクジャクのヒナたちです。

 

成鳥の羽になってきています

 

このヒナたちは、夏ごろに孵卵器で人工孵化し、10月に展示を開始しました。
本来、インドクジャクはメスが子育てを行います。春の繁殖期に卵を6個~8個ほど産み貯めてから抱卵するのですが、今回はなかなかメスが抱卵しなかったため、孵卵器による人工孵化を試みました。
その結果、2羽のインドクジャクが孵化し、今のところ元気に育っています。

今回孵化したのはインドクジャクですが、平川動物公園ではシロクジャクも飼育しています。卵は見た目では区別がつきませんが、孵化したヒナはこのとおり。

 

インドクジャクのヒナ

 

シロクジャクのヒナ

 

シロクジャクのヒナの方が白っぽい色をしています!

上の写真のシロクジャクのヒナも今年の春に展示場デビューをして、今はすっかり成鳥の仲間入りをしています。

インドクジャクのヒナたちも、もう若鳥といってもよいような外見ですが、大人と比べるとまるで大きさが違いますし、頭の冠羽もまだ小さくてかわいらしいですね。もう少し大きくなるまではネットの中でたくさん食べて成長できるように飼育する予定です。

 

冠羽がピョコピョコ揺れています

 

ちなみに、今回孵化したヒナは2羽ともメスでした。インドクジャクはオスとメスの外見が全く違う鳥なので判断しやすいのですが、孵化したばかりのヒナは外見で判断することは難しいです。ある程度成長すると、メスは腹部の羽が白くなり、首には緑に見える羽が生えてきます。

今後のヒナたちの成長にご注目ください!

 

まだまだ大きくなりますよ~!

 

 

 

ヒナの成長はうれしいけどエサの催促で手をつついてくるのはやめてほしいインドクジャク担当:海道

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鹿児島フィールドレポート~秋の風物詩 サシバの渡り~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。フィールドでは四季それぞれの生き物の様子が観察できます。一年通して、そうした姿を見ているとその年の傾向や生き物の状況がなんとなく読み取れることがあります。生き物について語る機会がある飼育員にとって、フィールド観察はとても大事なことです。さて今回は、鹿児島の秋の風物詩であるサシバの渡りについて紹介します。

 

奄美大島で越冬中のサシバ。凛としています!

奄美大島で越冬中のサシバ。凛としています!

 

まずサシバという生き物ですが、ずばりタカの仲間です。本州や九州には夏鳥として、東南アジアや南西諸島から飛来し、春から夏に繁殖をします。気温が低くなる秋の時期に過ごしやすい南方へ渡っていきます。地図を広げると一目瞭然ですが、鹿児島県本土から南に向かうとしても、ほとんどは海の上で、簡単に陸地では休憩ができません。そこで、全国に飛来していたサシバが鹿児島や宮崎の中継地に集結し、天候が良いタイミングで一気に南へ向かって飛び立っていきます。空を飛べる鳥でも無限に飛び続けることはできません。そこで小高い山の近くで待機し、タイミングを待ちます。タイミングとは、日の出とともに上がる地熱により発生する上昇気流をつかまえることです。それ以外にも風向きなども影響しているようです。山の上で上昇気流をつかまえたサシバはグングン上昇し、渦を巻き、四方八方から集結してきます。そしてその数が5から10、10から30、30から50と、条件があえば羽数がどんどん増えていきます。やがて数羽ずつ南へ向かって飛んでいきます。豆粒が米粒へ、そしてゴマ粒になり視界から消えていきます。この光景が主に、午前中に何度も、数日間にかけて繰り返されます。

 

観察場所近くの森から飛び出したサシバ。距離が近いと美しい羽の模様が見えます

観察場所近くの森から飛び出したサシバ。距離が近いと美しい羽の模様が見えます

 

上空を見ると、上昇気流をとらえて旋回しています。ほとんど羽ばたかず飛んでいる姿は非常に美しいです

上空を見ると、上昇気流をとらえて旋回しています。ほとんど羽ばたかず飛んでいる姿は非常に美しいです

 

あっという間に、遠いところへ… 徐々に南へ向けて移動していきます。

あっという間に、遠いところへ… 徐々に南へ向けて移動していきます。

 

はじめに書きましたが、日本にやってくるほとんどのサシバが宮崎や鹿児島を中継地にしますし、愛知県の太平洋側にも中継地があります。渡りの時期に、カウントすることで、その年の傾向をつかむことができ、日本での状況の一部が見てとることができます。

 

毎年、居心地が良いという理由で日本へやってきてくれていると信じて、今年も多くのサシバを見送りました。きっと何百年、何千年と繰り返されるこの渡りを、将来に亘って見つめていける環境を維持していきたいものです。ちなみに、オーストラリアの自然ゾーン近くには、奄美大島で保護されたサシバを展示しています。渡りの途中で、翼を骨折してしまいました。もう飛ぶことはできませんが、美しい姿はとても存在感があります。

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第2回チェーンソーアートin平川動物公園を開催しました!

みなさんこんにちは!最近朝夕が冷え込む季節となってきましたが体調を崩されたりしていませんか?

今回は、10月15日に行われた第2回チェーンソーアートイベントについて報告させていただきます。

第1回の内容についてはこちらから

前回開催の第1回では、朝から雨が降っており来園者の方も少数だったのですが、今回は天気予報に反して朝から雨が降らなかった事もあり、たくさんの来園者にお越しいただきました。今回も霧島山麓チェーンソーアートクラブの方々、4名にお越しいただきまして、それぞれ「動物」をテーマに作品を制作していただきました。

皆さん気合十分です!

皆さん気合十分です!

 

作品は1本の太い杉丸太から制作していきます。

まず、大きなチェーンソーで大まかな形をある程度彫ってから、小さなチェーンソーに持ち替えて細かい所を丁寧に彫進めていきます。チェーンソーはパワーや重量など色々と種類がありますので局面に合わせて最適なチェーンソーを巧みに使い分けていきます

最初は立体の模型を参考にしながら全体の形を大まかに彫って・・・

最初は立体の模型を参考にしながら全体の形を大まかに彫って・・・

徐々に細部まで彫り進めていきます!

徐々に細部まで彫り進めていきます!

10時頃から制作を開始して、お昼をはさんで15時頃に皆さんの作品が完成しました。制作時間は約4時間です。

完成した作品がこちら!左からコアラ、ウサギ、フラミンゴ、ウマです!

完成した作品がこちら!左からコアラ、ウサギ、フラミンゴ、ウマです!

どの作品も今にも動きだしそうなくらい、リアルに出来ていてびっくりですね!霧島山麓チェーンソーアートクラブの方々、お忙しい中素晴らしい作品を制作していただき、本当にありがとうございました。

これらの作品は後日各獣舎などに展示する予定ですので、動物園にお越しの際には、ぜひ動物と一緒にとってもリアルなチェーンソーアート作品もご覧になってくださいね!第1回のイベント時に制作したものと併せて様々な種類のチェーンソーアート動物たちがみなさんをお待ちしていますよ~!

飼育展示係 松元

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赤い彗星がやってきた!リュウキュウアカショウビンの展示を開始しました

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。当園では、奄美群島に生息する希少種の傷病保護と導入に力を入れています。アマミノクロウサギはもちろんのこと、ルリカケスやサシバなどの導入も実施してきました。ケガを負っていても、動物園の環境であれば生きていくことができる個体も少なからず存在し、第二の人生?を生き物の素晴らしさや現地での環境について紹介する「代弁者」として活躍しています。今回は8月に来園したリュウキュウアカショウビンについて紹介します。

 

徳之島で出会ったリュウキュウアカショウビン。夜はハブなどの外敵から身を守るため、細い枝の上で休みます。

徳之島で出会ったリュウキュウアカショウビン。夜はハブなどの外敵から身を守るため、細い枝の上で休みます。

 

まずはリュウキュウアカショウビンとは?ですが、アカショウビンという名前は聞いたことがある方は多いと思います(私も小学校の教科書に書いていたのを覚えています)。しかし、いったいどんな鳥?と思った方も多いはずです。この鳥はカワセミと同じ仲間で、やや大きく形はそっくりです。大きなクチバシが特徴的で、昆虫やカエル、魚などを捕食する肉食性の鳥です。飛翔する姿はまさに「赤い彗星」です!奄美大島を含む南西諸島に夏鳥として飛来し、「キョロロロロー」という特徴的な鳴き声を出します。初夏から夏に島で聞くことができ、夏の風物詩といってもいいでしょう。

 

飛べませんが、エサはモリモリ食べます。じっくり観察できますよ!

飛べませんが、エサはモリモリ食べます。じっくり観察できますよ!

 

当園にやってきた理由は交通事故と思われるケガによる保護です。奄美大島での治療は、ゆいの島どうぶつ病院の伊藤圭子獣医師により行われましたが、左の翼を失ってしまいました。当然野生では生きていくことができませんので、動物園で第二の人生(鳥生)を過ごすことになりました。

 

現在は、オーストラリア園前のルリカケス展示場の中に、間借りして展示しています。同じ奄美大島出身の鳥が気になるのか、ルリカケスも覗きにきています。寒くなるまでの展示になると思いますので、赤い美しい鳥「リュウキュウアカショウビン」をぜひご覧ください。

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ボランティアスタッフ~ヒツジ隊の活動~

みなさん、こんにちは!7月に更新したブログで、ボランティアスタッフの新しい活動『ヒツジ隊』を紹介したことを覚えていますか?

→2017年7月17日ブログ

ボランティアスタッフの新たな活動!~ヒツジ隊~

 

ヒツジから原料となる羊毛をつくるために、刈ったあとのヒツジの毛を洗い、乾かしていましたが、先月、その先の工程に進みました!

 

何をやっているのかな…?

何をやっているのかな…?

 

みんなで乾いたヒツジの毛を囲み、手を動かしています。

 

こんな感じ!

こんな感じ!

 

これは、ヒツジの毛をほぐしてるところです。

トゲトゲのたくさんあるブラシを使い、ヒツジの毛をふわふわにしていきます。

この作業が一番時間がかかりますが、何よりも重要な工程です!

 

このごわごわに固まっているヒツジの毛が…

このごわごわに固まっているヒツジの毛が…

 

こんなにふわふわに!!

こんなにふわふわに!!

 

ヒツジ隊の皆さんの活動により、材料となるたくさんの羊毛ができました~♪

 

今年の冬は、この羊毛を使ってイベントを考えています!

またお知らせしますので、楽しみに待っていてください♪

 

タッチングコーナー担当:角田

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