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平川動物園ズーブログ

アオムシ姿もなかなかかわいい?成虫はきれいなツマベニチョウ!

こんにちは!今日は虫のお話です。

虫が苦手!という方も、チョウなら平気、という事は多いのではないでしょうか?

鹿児島県では「ツマベニチョウ」というチョウが春になると羽化します。

ツマベニチョウはシロチョウ科(モンシロチョウなど)の中でも最大の部類に入ります。

白い翅に鮮やかなオレンジ(紅)が美しいチョウです。

 

「幸せを呼ぶチョウ」という言い伝えも!

「幸せを呼ぶチョウ」という言い伝えも!

 

チョウといえば、ひらひらと優雅に飛ぶ姿を想像すると思いますが、このツマベニチョウ、優雅は優雅ですが意外にも素早く、結構捕まえるのに苦労します。

ツマベニチョウは国内の分布が沖縄県から宮崎県の南端部にあたり、それよりも北になるとほとんど見かけません。

春になると現れ、ギョボクの葉に2ミリほどの卵を産みつけていきます。そして卵から孵化した幼虫は、ギョボクの葉をモリモリ食べて大きくなり、サナギになります。

 

小さい卵です!

小さい卵です!

ギョボクの葉をモリモリ食べて成長します!

ギョボクの葉をモリモリ食べて成長します!

サナギになる直前 自分が紡いだ糸でしっかり体を支えます

サナギになる直前
自分が紡いだ糸でしっかり体を支えます

羽化前のサナギ 羽の模様がうっすら透けています

羽化前のサナギ
翅の模様がうっすら透けています

 

実は平川動物公園にもギョボクを植えており、毎年のようにツマベニチョウが飛来していたのですが、リニューアル工事に伴って環境が変わった為か、安定した飛来がみられなくなりました。更に、昨年は1月の大雪でギョボクが枯れてしまい、春になっても夏になってもほとんど姿を見かけませんでした。

しかし!

今年の春にはギョボクの葉もたくさん萌え出て、ツマベニチョウがたくさん飛んできましたよ!

 

翅の裏は木の葉の模様に似ています ちらりと覗くオレンジがおしゃれ

翅の裏は木の葉の模様に似ています
ちらりと覗くオレンジがおしゃれ

 

 

大きな白いチョウを見かけたとき、翅にオレンジが見えたらツマベニチョウかもしれません!

探してみてくださいね!

 

サナギが羽化しはじめてますよ~!

サナギが羽化しはじめてますよ~!

 

 

小さいころ卵や幼虫を見つけては持って帰り親に「またなんかしてる…」と思われていただろうリスの森担当:海道

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鹿児島フィールドレポート ~カスミサンショウウオの幼生を確認!~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、鹿児島県北部に生息するカスミサンショウウオの幼生を確認しましたので紹介したいと思います。

 

見た目は4本脚のオタマジャクシに外鰓(エラ)がついている感じです

見た目は4本脚のオタマジャクシに外鰓(エラ)がついている感じです

 

以前にも紹介した鹿児島県北部に生息するカスミサンショウウオ。

http://hirakawazoo.jp/zooblog/staff/4987

 

鹿児島県は分布の南限であり、生息場所の個体群は学術的に見ても非常に貴重です。局所的にしか生息しておらず、一部の人にしかその存在は知られていません。毎年観察に行き、産卵状況と幼生の生息状況の確認に行っています。今年も田んぼの脇にある水路や少し小さなため池に、幼生がいることが確認できました。生息場所の環境も手入れされており、田んぼの所有者や近隣の方の努力のおかげだと思っています。

 

外鰓がついているのは、水中で生活している期間のみで、上陸する個体には見られません

外鰓がついているのは、水中で生活している期間のみで、上陸する個体には見られません

 

近くにはドジョウもいました

近くにはドジョウもいました

 

アカハライモリは繁殖期のため、たくさん水辺に集まっていました

アカハライモリは繁殖期のため、たくさん水辺に集まっていました

 

ミズカマキリも発見

ミズカマキリも発見

 

こちらはコガタノゲンゴロウ。意外とゲンゴロウの名前は有名ですが、最近の子どもたちは見たことがないのかもしれません…

こちらはコガタノゲンゴロウ。意外とゲンゴロウの名前は有名ですが、最近の子どもたちは見たことがないのかもしれません…

 

順調に成育すれば夏前には水中から上陸し、陸上生活をはじめます。幼生の時期を過ごす水たまりと上陸後に生活する里山が保全されていないと生きていくことはできません。ちょっとした開発でもダメージを受けてしまうので、今後も気にかけていきたいと思います。

 

 

皆さんの身近な場所にも自然な環境が残った水辺や里山があると思います。ぜひそういった場所は大切に保全していただければと思います。

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ウサギのふしぎ発見!

皆さん、こんにちは!

今日はタッチングコーナーで見たウサギたちのふしぎ発見をお届けします!

 

『ウサギ』と聞いて、皆さんはどんな姿をイメージしますか…?

耳が長くて…と、このような姿を想像する人も多いのでは!?

 

耳の長い『ウサギ』です!

耳の長い『ウサギ』です!

 

平川動物公園にいるウサギたちは、このような姿のウサギです。

タッチングコーナーには、一般的にウサギのイメージのしやすい、耳が長く、耳の立っているウサギたちがいます。

(ウサギにも種類、品種が様々なため、いろいろなウサギがいます。今回は、タッチングコーナーにいるウサギのお話になります。)

 

そんなウサギたち、ある日のふれあい中をのぞいてみると…

あれ…?

 

耳が片方だけ立っています!

耳が片方だけ立っています!

 

こちらも…?

こちらも…?

 

片耳は立っていますが、片耳が垂れています…!

なんともふしぎな、片耳ウサギ…

 

なぜこの姿になったのか、定かではありませんが、

勝手な私の推測では…

①体温調節のため

ウサギの耳には血管が多く、体温を調整するために片耳だけを垂らしているのではないか…

 

耳を見ると、このように血管が見えます!

耳を見ると、このように血管が見えます!

 

②外の音を聞くため

何か気になる音が聞こえ、休みたいけど、聞きたい…というウサギの気持ちの表れ…

 

気になるときは二本足で立って耳を立てていることも!

気になるときは二本足で立って耳を立てていることも!

 

真相はどうなのでしょうか…?

(片耳だけ垂れていたウサギたち、耳は元に戻ります。)

 

そんな中、ふしぎなウサギをまたまた発見…!!

 

耳が左右どちらも垂れています!!

耳が左右どちらも垂れています!!

 

この子は、耳の垂れている品種、ロップイヤーの男の子。

この春新しく来た『フルーリー』くん。

このように、耳が左右どちらも垂れているウサギもいます!

 

皆さんも、タッチングコーナーにウサギたちのふしぎ発見をしに、遊びに来てください♪

 

タッチングコーナー担当:角田

 

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鹿児島フィールドレポート ~アオバズクが見守る集落~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、初夏に日本へ飛来し、繁殖を行うアオバズクというフクロウの仲間について紹介したいと思います。鹿児島県でも数カ所で、アオバズクが営巣する巨木があることが分かっています。センダンやホルトノキなどの樹洞を利用し子育てを行っています。

 

木の上で悠然とたたずむコノハズク。大きな眼で周りを見渡しています。

木の上で悠然とたたずむアオバズク。大きな眼で周りを見渡しています。

 

 

今回紹介するのは、小さな集落にあるグランドに生えている巨木にやってくる個体です。毎年営巣をしているようで、今年も5月末には1羽が飛来してきていました。もしかするともう一個体やってきているのかもしれませんが確認はできませんでした。

 

こちらが動くとしっかりと眼で追ってきます。新緑がまぶしい「青葉」の時期に飛来することからアオバズクと名前がついたそうです。

こちらが動くとしっかりと眼で追ってきます。新緑がまぶしい「青葉」の時期に飛来することからアオバズクと名前がついたそうです。

 

この木が生えているグランドの下では、子どもたちがかけ回り、お年寄りがグランドゴルフやゲートボールを楽しみ、人々が集う木陰ができています。夜には「ホッホウ、ホッホウ」と鳴き声が聞こえ、今年もやってきたとわかるそうです。樹齢100年以上もある巨木で、ここで長い期間繁殖をしているようで、幸福と知恵の使者であるアオバズクが木の下に集う人たちを見守っています。そして何より集落の方々が巨木を維持し、アオバズクをそっと見守っていることも忘れてはなりません。順調に進めば7月にはヒナの巣立ちがはじまるので、その様子も今後紹介できればと思います。

 

巨木にはアオバズク以外にも、集落の人々も集ってきます。いつまでも残しておきたい風景です!

巨木にはアオバズク以外にも、集落の人々も集ってきます。いつまでも残しておきたい風景です!

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アカカンガルーのマーコが死亡しました

以前のズーブログで紹介しましたアカカンガルーの人工保育個体「マーコ」ですが、残念ながら死亡してしまいました。母親のマルコの死亡に伴い、飼育員や獣医師が母親代わりとなりミルクの給餌やお散歩をしていました。順調に体重も増加し、日に日にカンガルーらしく成長する姿に喜びを感じていた矢先でした。当園では久々のカンガルーの人工保育だったため、他園のデータを収集し出来る限りベストな状態で取り組んでいましたが、赤ちゃんで体力もあまりなく、急性肺炎で死亡してしまいました。小さく短い命でしたが、多くの教訓を残してくれました。マーコの死を無駄にしないように今後も飼育や治療に取り組んでいきたいと思います。応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

お手製の袋が大好きなマーコでした

お手製の袋が大好きなマーコでした

アカカンガルー担当:落合

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