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平川動物園ズーブログ

平川動物公園ボランティア活動中!

みなさん、こんにちは!教育普及係の落合祐子です。4月から新たなスタートをきった方も多いのではないでしょうか?つい何かを始めたくなる季節ですね。

 

さて、平川動物公園では昨年度から園内で活動するボランティアスタッフを受入れています。ボランティアの考え方や接遇、動物についての様々な研修を経て、現在は30代から70代まで、21名のスタッフが活動しています。

 

動物が好き、充実した余暇を過ごしたい、子どもが好き、など動機は様々です。平川動物公園のボランティアの活動は、

〇動物解説

〇園内案内

〇イベント補助

などです。また、毎月一度集まり活動計画を立てたり、勉強会を行っています。研修が終わった今でも、積極的に学びながらイベント案内や順路案内、動物の解説を行い、来園者の皆さんが快適に楽しく園内見学ができるようお手伝いをしています。

 

「折り紙タイム」

折り紙が得意なスタッフが動物の折り方を紹介しています。「折り方シート」も用意してありますのでチャレンジしてみてください。大人の方も楽しむことができますよ!

 

「折り紙タイム」いろんな折り方を聞いてみてください!

「折り紙タイム」いろんな折り方を聞いてみてください!

 

「お話タイム」

お話&イラストが得意なスタッフが動物についてクイズを交えながら楽しくお話します。子ども向けのお話の所々に、大人がくすっと笑ってしまう内容が取り込まれています。

楽しいお話とクイズとイラストです!

楽しいお話とクイズとイラストです!

 

「ネコ耳カチューシャ作り」

こちらは2月に行われた「ネコの日イベント」の一環で行ったものです。動物園のネコ科動物の耳の後ろにある「虎耳状斑(こじじょうはん)」を観察し、自分でカチューシャを作ってもらいました。虎耳状斑の役割や動物によって模様が異なることを事前に勉強し、当日は解説をしながら工作のお手伝いをしました。人前で話すのは苦手…と言っていたスタッフも、たくさんの子どもに囲まれていつの間にか笑顔で接していました。

大盛況で、準備していた材料があっという間になくなってしまいました

大盛況で、準備していた材料があっという間になくなってしまいました

 

他にも、解説文の英訳や動物舎の裏側へ入るイベントの際の誘導などを行っています。他のボランティア団体でも活動をしていたり、仕事をしながら活動しているスタッフもいて不定期の活動が多いですが、少しずつ活動の幅を広げ、今後は定期的な活動につなげていければと思っています。折り紙タイムやお話タイム開催日時は事前に平川動物公園ツイッターでご案内していますので、チェックしてくださいね!ボランティアスタッフは青のベストと各自のおススメポイントが書かれた名札を着用していますので、園内で見かけたらぜひ声を掛けてください。

 

そして、5月31日まで新たにボランティアスタッフを募集中です!平川動物公園で一緒に活動しませんか?皆さんのご応募をお待ちしています!

詳しくはコチラをご覧ください

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エミュー誕生!!

皆さん、こんにちは。今回は大きな鳥のエミューが生まれたので紹介をしたいと思います。

前回コクチョウの記事の最後でチラッと出てきましたが、1227日より抱卵をしていました。

父親が育児をするイクメンです!!

父親が育児をするイクメンです!!

エミューは卵が大きく600g以上あり、ニワトリの卵の10倍ほど重く、表面は緑色でとてもきれいです。

比べるとより大きく見えます

比べるとより大きく見えます

 

これだけ大きいので孵化するにも60日以上かかります。その間父親が1羽で抱卵するため飲まず食わずになりますが、抱卵中は体に蓄えた脂肪を消費して耐えることができます。

 

そして60日以上抱卵し無事に1羽孵化しました!

残念ながら残りの卵は孵化しませんでした。

親とは模様が異なりシマシマです

親とは模様が異なりシマシマです

生まれた次の日には父親の周りを歩き回り、3日後にはエサを食べ始めました。

エサはキャベツとコマツナを細かく刻み、ニワトリ用飼料を振りかけて与えています。

お父さんのマネをして食べ始めました

お父さんのマネをして食べ始めました

生まれた日は386gでしたが現在は、600g前後とドンドン成長しています。

体重計はなかなか乗ってくれません

体重計はなかなか乗ってくれません

 

 足もしっかりしていて蹴られると少し痛いです


足もしっかりしていて蹴られると少し痛いです

 

名前は酉年生まれの鳥なのでバドと名付けました。

性別はまだわかりません

性別はまだわかりません

 

平川動物公園では初めての自然繁殖となり、手探りでの飼育なので毎朝元気か確認するまでドキドキしています。この子が無事に生育し、皆さんの前に元気に出られるのを楽しみにもう少しお待ちください!!

 

 

飼育係 鈴木

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あなたの夢、かなえました!!

みなさん、こんにちは!教育普及係の落合祐子です。だんだん暖かくなってきましたね。春はもうすぐそこ!いろいろな鳥の鳴き声が聞こえてきてワクワクします。

 

さて、去る2月18日と19日に、年明けに募集した「開園45周年記念 あなたの夢をかなえます」の夢を実現しました。厳正なる審査の結果、当選したのは以下の方々。

①お父さんの誕生日にキリンと記念撮影のサプライズをプレゼントしたい!という6歳の男の子とそのご家族

②名前が同じホワイトタイガーにエサをあげたい!という女性

③将来飼育員になりたいので、いろいろなバックヤードを見てまわりたい!という小学校5年生の男の子

 

それぞれ飼育担当者と打ち合わせを行い、参加者の皆さんが楽しむことができ、そしてお互いが安全な方法を決めて当日を迎えました。

 

まずはキリンのハートと記念撮影。アフリカの草原ゾーンの柵越しにハートと記念撮影を行いました。ハートもいつも以上に興味津々の様子で近づいてきてくれ、素敵な家族写真を撮影することができました。

ハートと記念撮影!

ハートと記念撮影!

 

続いてホワイトタイガーのメイへエサやり。エサの準備から全て行ってもらいました。素晴らしい包丁捌きで馬肉の塊をあっという間に切り分け、メイの待つ展示場へ。いつもと違う場所・方法でのエサやりでしたが、飼育担当者が事前に馴致(馴らすこと)をしていたためスムーズに食べてくれました。いつも以上に近くでメイに会うことができ、「すごく美人でした!また会いに来ます!」と喜んでいただきました。

 

メイとご対面!

メイとご対面!

そして、午前午後と長時間の夢実現となったのが、バックヤードを回ったこちらの男の子。バックヤード9ヶ所を回りながらエサの準備やエサやり、動物治療やトレーニングの見学を行いました。いつもとは違う動物の一面や、動物の健康管理のために飼育員が取り組んでいるトレーニングなど見学し、飼育員の仕事について新しい発見をしてもらえたと思います。

ゾウのエサの準備中。そんなんじゃ日が暮れちゃうよ!と言いたそうな飼育員…

ゾウのエサの準備中。そんなんじゃ日が暮れちゃうよ!と言いたそうな飼育員…

 

食欲旺盛なビントロングに少々びっくり。

食欲旺盛なビントロングに少々びっくり

 

最後は無線で「業務終了です!」

最後は無線で「業務終了です!」

 

今回約1ヶ月間の募集期間に、71組の方から様々な「夢」をいただきました。斬新で面白い夢もたくさんあり、なんとかして実現させたい!と考えましたが、動物たちや参加される方の安全性・衛生的な問題から断念せざるを得ませんでした。「夢」を通して皆さんの動物に対する思いが強く伝わってきて、嬉しい気持ちでいっぱいになりました。ご応募いただいた皆さん、ありがとうございました。

10月14日の平川動物公園開園45周年に向け、3月19日(日)の記念講演会、4月15日(日)からのお仕事道具展、そして4月1日(土)に公示される動物総選挙など、様々なイベントを行います。記念となるこの年を、どうぞ楽しんでくださいね!!

 

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リスザル!では、ないです!

こんにちは!日差しがポカポカと気持ちいい季節になりましたね。動物たちも日光浴してのんびりしています。

 

今回のブログで紹介する動物は、ワタボウシパンシェです。

フンボルトペンギン展示場とリスの森入り口の間に4つ並んだ展示室がワタボウシパンシェ展示場です。

名前を聞いただけでは、どんな動物か想像がつかないと思いますが、小型のサルでとても特徴的な頭をしています。

 

綿をかぶっているように見えるでしょうか?

綿をかぶっているように見えるでしょうか?

 

リスザルと比べて知名度が低いですが、ユニークな外見と行動の興味深さは負けていません。

成獣でも体長が25cmほどしかなく、体重も350g500gと小柄です。体長には尾の長さは含まれておらず、体と同じか、それ以上の長さの尾をしています!

 

尻尾でぶら下がることはできません なが~い尻尾でバランスをとりながら木の上を移動していきます

尻尾でぶら下がることはできません
なが~い尻尾でバランスをとりながら木の上を移動していきます

 

雑食性で、野菜や果物のほか、鶏肉の切れ端や昆虫も食べます。

特に、バッタやトカゲは野生でも捕まえて食べているため大好物のようです。

 

煮サツマイモ、ニンジン、リンゴ、オレンジ、キャベツ、ペレット など

煮サツマイモ、ニンジン、リンゴ、オレンジ、ペレットなど

あぐあぐ、おいしい! いらないところは食べこぼします 樹上生活なので地面のゴミは関係ないのです 掃除の苦労は飼育員のみぞ知る

あぐあぐ、おいしい!
いらないところは食べこぼします
樹上生活なので地面のゴミは関係ないのです
掃除の苦労は飼育員のみぞ知る

バッタ! きらーん!! 目の色が変わる大好物!

バッタ!
きらーん!!
目の色が変わる大好物!

 

 

オスとメスのペアとその子どもからなる数頭の群れをなして生息していて、平川動物公園のペアたちもとても仲良しです。

オスとメスは子育てを協力して行い、メスが食事をしている間、オスは子を背負って面倒を見ます。

ワタボウシパンシェはコロンビアなど中南米の河川流域の森林に生息していて、野生では2000頭ほどしか生息していないともいわれています。森林伐採などの環境破壊により、生息地が狭まり絶滅の危機にあります。

 

 

2003年の繁殖時の写真です 近い将来、野生では見れなくなってしまうかも…

2003年の繁殖時の写真です
近い将来、野生では見れなくなってしまうかも…

 

 

写真では紹介できませんが、高い鳴き声が小鳥のようで、ペアの鳴き交わしはとてもきれいですよ!

ぜひ、展示場の前で足を止めて、鳴き声に耳を澄ましてみてください!

 

 

 

ワタボウシパンシェ、覚えてね!

ワタボウシパンシェ、覚えてね!

 

 

 

目が合うだけでビビッて逃げられ、毎回ちょっとショックなワタボウシパンシェ担当:海道

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アマミノクロウサギ「ボマ」ありがとう

みなさんこんにちは。平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログは、非常に残念な内容となります。2015年12月に徳之島で保護されたアマミノクロウサギ「ボマ」が2月17日に死亡しました。

 

 

在りし日のボマ

在りし日のボマ

 

 

 

ボマは12月13日の夜間に徳之島の道路上でうずくまった状態で発見されました。原因は交通事故。自然保護活動をされているNPO法人徳之島虹の会、徳之島動物病院、そして環境省や地元自治体の協力のもと保護され治療が行われました。その後は奄美大島の奄美動物病院の伊藤圭子獣医師(現在はゆいの島どうぶつ病院院長)により24時間体制の治療や給餌が行われ、一命をとりとめました。

 

保護直後の様子

保護直後の様子

 

奄美大島では24時間体制の治療が行われました

奄美大島では24時間体制の治療が行われました

 

 

徳之島や奄美大島では継続治療をする施設がないため、飼育や治療を過去に経験があった平川動物公園で行うことになり、保護時の体重約700gから順調に成育し2100g程まで成長しました。飼育下ではありますが幼獣から成獣への詳細な成長を記録することができ、アマミノクロウサギの生態解明にも貢献してくれました。

 

事故の後遺症で上下の顎が不正咬合してしまい定期的なトリミングは必要でしたが、それ以外の神経症状などは改善し、左目は見えていませんでしたが動物園での暮らしには随分慣れてきていました。

 

 

4~5週間に一度、歯のトリミングを行っていました

4~5週間に一度、歯のトリミングを行っていました

 

 

しかしながら、2月17日に消化管の鬱滞により死亡してしまいました。前日までは普段と変わらず過ごしていましたが、もしかすると小さな体調不良のサインを見逃していたのかもしれません。この点については今も悔やまれます。

 

推定年齢1才半ほどと短い生でしたが、たった一年の飼育でも様々な情報や知見を我々に届けてくれました。成長記録や治療方法の検討、糞と体サイズの相関など、出来る限りデータを収集し、野生下での個体群に貢献できる情報を集めようと試みました。一部の結果については、日本動物園水族館協会が主催する動物園技術者研究会や環境省が開催する奄美希少野生生物保護増殖検討会にて報告することができました。

 

小さないのちをみんながつないで生きてきたボマは、島の自然や環境、人々の島を守る取り組み、いのちの尊さを私たちに教えてくれました。ボマから得ることができた教訓を生かし、保護療養中のネセブ(オス、2016年11月に奄美大島で保護)や今後収容される個体の管理や治療にあたりたいと思います。今まで応援してくださった皆様本当にありがとうございました。

穴掘りも大好きでした

穴掘りも大好きでした

 

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