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平川動物園ズーブログ

鹿児島フィールドレポート ~カスミサンショウウオの幼生を確認!~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、鹿児島県北部に生息するカスミサンショウウオの幼生を確認しましたので紹介したいと思います。

 

見た目は4本脚のオタマジャクシに外鰓(エラ)がついている感じです

見た目は4本脚のオタマジャクシに外鰓(エラ)がついている感じです

 

以前にも紹介した鹿児島県北部に生息するカスミサンショウウオ。

http://hirakawazoo.jp/zooblog/staff/4987

 

鹿児島県は分布の南限であり、生息場所の個体群は学術的に見ても非常に貴重です。局所的にしか生息しておらず、一部の人にしかその存在は知られていません。毎年観察に行き、産卵状況と幼生の生息状況の確認に行っています。今年も田んぼの脇にある水路や少し小さなため池に、幼生がいることが確認できました。生息場所の環境も手入れされており、田んぼの所有者や近隣の方の努力のおかげだと思っています。

 

外鰓がついているのは、水中で生活している期間のみで、上陸する個体には見られません

外鰓がついているのは、水中で生活している期間のみで、上陸する個体には見られません

 

近くにはドジョウもいました

近くにはドジョウもいました

 

アカハライモリは繁殖期のため、たくさん水辺に集まっていました

アカハライモリは繁殖期のため、たくさん水辺に集まっていました

 

ミズカマキリも発見

ミズカマキリも発見

 

こちらはコガタノゲンゴロウ。意外とゲンゴロウの名前は有名ですが、最近の子どもたちは見たことがないのかもしれません…

こちらはコガタノゲンゴロウ。意外とゲンゴロウの名前は有名ですが、最近の子どもたちは見たことがないのかもしれません…

 

順調に成育すれば夏前には水中から上陸し、陸上生活をはじめます。幼生の時期を過ごす水たまりと上陸後に生活する里山が保全されていないと生きていくことはできません。ちょっとした開発でもダメージを受けてしまうので、今後も気にかけていきたいと思います。

 

 

皆さんの身近な場所にも自然な環境が残った水辺や里山があると思います。ぜひそういった場所は大切に保全していただければと思います。

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