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平川動物園ズーブログ

鹿児島フィールドレポート  上空から直滑降!ミサゴの捕食が熱い!

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、ミサゴという鳥を紹介したいと思います。名前だけ聞くと、どのような鳥か想像もつかないと思いますが、分類で紹介するとタカ目ミサゴ科に属しています。そうですタカの仲間の猛禽類なのです。翼を広げると150~180㎝と大きく、季節によりますが日本各地で見ることができます。

 

上空を旋回するミサゴ
あまり羽ばたかず大きな翼を広げて滑空します!

 

 

水面を鋭い目つきで見つめています。獲物(魚)を探しています

 

ミサゴは魚食性が強い猛禽類で、海や川の近く主な生息場所となっています。上空で滑空しながら、水面を凝視し、水面下で泳ぐ魚などを狙っています。私なんかは海辺で釣りをしながら、水面を凝視しても魚の影はめったに確認できませんが、ミサゴは上空20m以上からでも魚影を確認し、ためらいもなく直滑降で飛び込み、獲物をゲットしています。しかも驚きなのは咥えて捕まえるのではなく、爪でつかんでいることです。鋭い脚の爪は獲物を逃がさないためにあるのでしょう。

 

錦江湾の生き物を支える「カタボシイワシ」
エサとして捕食される立場です… 爪でしっかり捕まえています!

 

電柱にとまって次の獲物を探しているのでしょうか?

 

毎年観察していると、動物公園の近くの港では2月頃から多くのミサゴが集まって獲物をつかまえる様子を見ることができます。(とは言っても、時期関係なく見ることができますが、春前が特に多い気がします)ミサゴの繁殖期は春から初夏にかけてで、海岸の人が近づけない岩場に畳一畳ほどある大きな巣を作ります。枝やごみで作った巣は、とても大きく大人二人が座っても余裕がある大きさです。よくもまあ器用に作りこむもんだなと、いつも感心します。きっと繁殖期前にたくさん食べて栄養をつける必要があるのでしょうね。

 

白い羽が特徴です。見ていても飽きませんよ~

 

鹿児島ではトビに次ぐ、観察しやすい猛禽類ですが、全国的には希少種で準絶滅危惧種に指定されています。運が良ければ、ごく稀に動物公園の上空を飛んでいる姿も見ることができますよ。捕食の様子は圧巻ですので、皆様も近くの港でミサゴ探しをしてみてはいかがでしょうか?

 

こちらはお馴染みのトビ。
「トンビ」ではなく「トビ」が正式名称です

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