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平川動物園ズーブログ

ちょっと拝見  インドゾウのお部屋に潜入!!

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、インドゾウのお部屋(寝室)について紹介したいと思います。

当園では2頭のインドゾウを飼育しています。やんちゃなおじさんのラウナ、美人でのんびり屋のアンリーが暮らしています。ともに推定41歳で、32年前に平川動物公園に来園しました。日中は、展示場でのんびりエサを食べたり、砂浴びをしたりと、思い思いに過ごしています。夜中はどうかというと、基本的には16時頃にはお部屋に収容し、翌日の9時頃に放飼(展示場へ移動)しています。

 

ラウナ(右)とアンリー(左)二頭の仲は、距離感がある熟年夫婦といった感じでしょうか…

 

 

 

3600㎏の巨体が過ごすお部屋はどうなっているのか?少し紹介したいと思います。まず目につくのは太い柱。勢いよくぶつかってもビクともしないようにできています。よーく見ると柱の間隔が違っています。これは、人が通れる幅と、ゾウの鼻が出てこない幅で設計しており、ゾウの機嫌や作業内容によって、安全にゾウと柵越しに接するために2種類の幅を設定しています。

 

支柱の幅が左右で異なります

 

支柱の幅が狭いと、鼻が全て出てこないので、安全に接することができます!

 

 

毎朝、柵越しで健康チェックを行っているのですが、脚の確認は特に気を遣っています。巨体を支える脚に異常があれば、将来的に立つことができなくなる可能性もあり、生死に関わってくる重大な影響を及ぼすこともあります。そこで脚の確認をしやすいように脚用の台がついています。飼育員の指示で脚を台にのせます。

 

朝の日課のトレーニング。脚以外にも、体全体をチェックしていきます

 

 

毎日100リットル以上も水を飲むため、まるでお風呂のような水入れがあり、治療の際に使用する係留ポイント(チェーンで動きを制限する際に使用しますが、まだ使ったことはありません…)など、何もかも大きいものが室内には設置されています。

 

チェーンをつなぐ係留環。使ったことはないですが、つなぐ練習はしています。

 

そして万が一に立てなくなった時に使用するチェーンブロック(巻き上げる機械)が、天井に設置されています。

 

天井のレールには、ゾウも持ち上げることができるフックがついています

 

 

部屋と外を隔てるのは、馬栓棒と呼ばれる横棒が一本入っているだけです。ゾウがまたげず、くぐれない絶妙な高さで設置されています。この棒を上げ下げして、ゾウの出し入れをしています。部屋の外には、予備放飼場があり、ここを通過して展示場へ向かいます。

 

これが馬栓棒。手動で開閉させるのですが、結構重たいです…

 

寝室と展示場の間にある予備放飼場

 

文面でだけでは、大きさやイメージがつきにくいと思います。そこで特別に平成30年3月21日(水祝)、24日(土)、31日(土)の14時20分~14時50分まで、ゾウのお部屋を限定公開いたします。飼育員の解説付きで、いつもより間近でゾウを見ることもできます。ぜひ遊びに来てくださいね!

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