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平川動物園ズーブログ

意外に身近なクロツラヘラサギ

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、越冬のため鹿児島湾にやってくるクロツラヘラサギについて紹介したいと思います。

口にしゃもじがついているように見えますよ~

 

すこし前までは、鹿児島でクロツラヘラサギといえば、南さつま市の干潟が越冬地として知られていました。最近では鹿児島湾(錦江湾)の奥にある干潟や調整池で越冬している個体が多くなり、30羽以上確認されています。人口が多い地域ですが、豊かな自然環境が彼らの冬の生活を支えているようです。

休息中のクロツラヘラサギ・わたあめのように見えます(^^♪

 

 

越冬地である姶良市や霧島市の海沿いでは、散歩やウォーキングを楽しんでいる方のそばで、休息や採食しており、人をあまり気にしていないのが非常に興味深いです。

 

しゃもじのような口ばしを器用に使ってエサをとります!

 

このクロツラヘラサギは、世界中で約3000羽しか生息していない超希少種で、毎年日本各地に越冬のため朝鮮半島や中国から飛来してきます。

 

鹿児島の環境が気に入ったのか、越冬数は徐々に増加傾向のようですが、彼らの生息数を考えると、もっと安心して過ごせる環境を整備してあげたい気もします。渡り鳥の保護は、繁殖地と越冬地の両方を守らないと意味がありません。以前は「知る人ぞ知る」の鳥でしたが、鹿児島では意外と簡単に観察できます。ぜひ実際に見ていただいて、へら状のくちばしやガングロな顔つきを観察していただきたいです。(そーっとお願いしますね)

 

飛んでいる姿は特に美しいです

 

生き物の保護は、まずは知ることが大事です。興味を持っていただき、過ごしやすい環境づくりに思いをはせていただければと思います。

 

おまけに他にもいろいろな水鳥が飛来してきていました。

 

あしながなセイタカシギもいました。冬の水辺はとても賑やかです。

 

こちらはガングロではない「ヘラサギ」です。種類が違います。同じ場所にいることがあります。

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