ホーム > 園長のおはなし > 楽しい遊具がたくさん! 遊園地
平川動物園ズーブログ

楽しい遊具がたくさん! 遊園地

平川動物公園内には遊園地もあり、人気スポットとなっています。

そんな遊園地で少し前にゴーカートの搬入がありました。別の施設から譲り受けることになったためです。

 

無事に到着しました

 

力を合わせてコースへ運びこみます

 

これらのゴーカートは整備・調整を順次済ませており、快適に乗ることができます。

 

それでは、ほかの遊具もご紹介しましょう。

 

観覧車

 

高さが20メートルある観覧車は敷地の最上段にあり、天気が良ければ桜島や錦江湾がよく見えます。

夏の日中はゴンドラ内が暑くなるのが難点ですが、「夜の動物公園」の開催時は鹿児島市街地の夜景を見わたせます。

 

少しレトロ、でも人気抜群のほかの遊具もご紹介します。

 

チェーンタワー

 

メリーゴーラウンド

 

飛行塔

 

 

メロディペット

 

 

バッテリーカー

 

のりものコーナー

 

「のりものコーナー」の遊具は少々古いので、お父さん・お母さん世代が親しんだキャラクターたちが活躍中です。

なんと料金は50円!

今の子どもたちはピンとこない⁈

 

今は感染症対策のためお休みしていますが、ミラーハウスは昭和38年(1963年)に前身の鴨池動物園で建てられ、それを平川動物公園に移築して50年近くになります。

平川動物公園では最も歴史ある建造物です。

 

今はお休み中
ミラーハウス

 

こちらはおじいちゃん・おばあちゃん世代も懐かしいのでは ないでしょうか??

 

動物園では動物が主役ではあるけれど、少し懐かしい、そして楽しい遊具がありますので、遊園地にも足を運んでいただけたらと思います。

 

園長 福守

 

 

 

 

 

 

 

 

 

.

コアラの「インディコ」来園

6月10日、名古屋市東山動植物園からメスのコアラがやってきました。2019年12月22日生まれで1歳半と若いコアラです。

名前は「インディコ」で、オーストラリア先住民の言葉では「月」という意味だそうです。

(インディゴ:染料の藍、ではありません…)

 

インディコは空路鹿児島空港に到着し、車で平川動物公園に運ばれました。スタッフがさっそく輸送用ケージの扉を開けます。

 

どんな様子かな?

 

 

コアラが安心できるよう、つかまるための木と餌のユーカリが中には入れてあります。

 

木につかまりながら様子をうかがっています

 

 

インディコを輸送用ケージから外に出し、まずは体重を量ります。

体重を知っておくことは、今後の健康管理に役立ちます。コアラは木につかまった状態だと落ち着くので、体重計の上にもつかまるための木が設置してあります。

 

木につかまった状態で体重を計量

 

続いて獣医師による聴診、触診、体温測定です。

体を簡単には触らせてくれない動物も多い中、コアラは割とスムーズに行うことができます。

胸に聴診器を当てられています。

 

非公開エリアにある寝室に移され、一安心です。

 

さっそくユーカリの葉をつかもうとします

 

しばらくは健康状態を詳細にわたり調べ、並行して新しい環境に慣れてもらう期間となります。問題なし、と判断されたため、6月25日から旧コアラ館の展示場にお目見えしました。

 

すっかり新たな環境に慣れました

 

インディコは名古屋で生まれましたが、お父さんは平川動物公園から貸し出されている「イシン」です。お父さんの故郷に娘が引っ越してきたのです。

 

ところで、

「動物園は野生の動物を捕まえてきて飼っている所」

と誤解されている方が結構いらっしゃいます。

動物の生息環境が失われつつある今日では、野生の動物を捕獲して売買することや飼育することに関して、国際条約や国内法により多くの規制があります。ですから、捕まえた動物を動物園で飼う、ということは今の時代まずありません。

 

動物園には

「動物を守り、育て、増やす」

役割があります。動物園どうしが協力して、共同繁殖に取り組むために動物を貸したり借りたりすることを「ブリーディングローン」といいます。

インディコのお父さん「イシン」はブリーディングローンにより名古屋市東山動植物園に移動し、契約に基づいて娘のインディコが来園したというわけです。

 

お父さんの故郷へやって来ました

 

コアラだけでなく、平川動物公園でくらす動物たちの多くは全国各地の動物園で生まれています。

もちろん平川動物公園で生まれた動物もたくさんいます。

 

動物たちの出身地について調べてみると、新たな発見があるかもしれません。

 

園長 福守

 

.

鹿児島フィールドレポート ~ユーカリ畑で生き物はっけん!~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、コアラのエサであるユーカリの畑で出会う生き物たちの紹介です。平川動物公園ではユーカリしか食べないコアラのために、鹿児島市内や指宿、種子島に畑を持っています。10種類以上のユーカリを栽培し、季節や好みに合わせて採取を行っています。基本的に採取は毎日!飼育員が行っています。毎日畑に行っていると、いろいろな生き物に出会います。黙々とノコギリを動かす傍らで、生き物とも出会いは、つかの間の癒しを与えてくれるのです!

 

春の時期は台切りといって、伸びた枝をばっさりと切り落とす作業を行います。茂っていた枝葉の中から思わぬものが出てくることがあります。使い古した鳥の巣などは、あまりの繊細さに目を奪われてしまいます。

 

おそらくホオジロの巣
枝の中でカモフラージュされていて、全く気づきませんでした!

 

また干からびたトカゲが枝に刺さっていることもあります。これは「モズのはやにえ」といって、モズが貯蔵用に隠しているエサです。ちょっと不気味な姿ですが、器用さに驚いてしまいます。

 

貯蔵用に保管したのでしょう。干からびたトカゲが刺さっていました

 

また生い茂った枝の隙間は、トカゲたちの格好の隠れ家となっています。ニホンヤモリやカナヘビなども、ちょこちょこ動いて視界に入ってきます。一瞬で隠れる姿は、まさに忍者そのもの!

 

木には虫も集まるので、格好のエサ場にもなってそうです

 

夏の時期は、クワガタやカブトムシと出会うことがあります。特にある品種からは甘い樹液が出るので、ノコギリクワガタが鈴なりについていることもあります。ぱっと見、黒いゴキブリのように見えてしまうので驚きましたが、大なり小なりのクワガタが枝を切るたびに、乱舞する姿は、まさに男のロマンといったところです!!

 

黒い物体が枝にたくさんついています…全部ノコギリクワガタです!

 

子どものころの憧れは、今でも変わらず!かっこいいです!!

 

地面に視線を向けると、シマヘビやアオダイショウなどのヘビもよく見かけます。

 

夏にはヘビがニョロニョロと登場することもしばしばあります

 

そしてコロコロしたうんちが落ちていることも!これはキュウシュウノウサギの糞で、イネ科の植物(雑草!)を食べに畑によくきています。実際、茂みから飛び出していく姿はよく見ます。写真が撮れないくらい俊敏です…

ニホンイノシシやアナグマも、うろうろしていることがあり、鹿児島の自然豊かな環境を改めて感じる瞬間に立ち会うことができます。

 

ころころウンチはノウサギの落とし物。よーく探せば、たくさん見つかります

 

こちらはイノシシのもの。
とても大きいです…

 

ユーカリ集めに必死ですが、ある意味毎日フィールドに出られるのは、幸せだな~と思っています。

.

動物園で花を愛でる

平川動物公園には動物以外の魅力もたくさんあります。

その一つが植物です。

 

広い敷地と温暖な気候は、植物の生育にも適した環境です。四季折々の花が見られますので、今の時期に咲いている花をご紹介します。

 

ゴクラクチョウカ

漢字で書くと「極楽鳥花」。鮮やかな姿がパプアニューギニアなどに生息するゴクラクチョウに似ているからなのでしょう。原産は南アフリカです。属名のストレリチアで本種を表記する場合もあります。見頃は終わりつつありますが、キリン舎、チンパンジー舎周辺で見られます。

ゴクラクチョウカ

 

ジャカランダ

紫色の花が美しいジャカランダは、中央アメリカおよび南アメリカ原産です。キリン舎とオーストラリアの自然ゾーンで見られます。花が咲いていないと、ネムノキと間違えそうな葉をしています。(園内にはネムノキも多数あります)

ジャカランダ

 

カイコウズ

南アメリカ原産で、いかにも南国らしい赤い花を咲かせます。カイコウズの漢字表記は「海紅豆」で、クスノキと共に鹿児島県の県木に指定されています。アメリカデイゴと呼ばれることも多いです。ラマ舎近くにあります。

カイコウズ

 

ハナショウブ

園内には昭和61年(1986年)に花しょうぶ園が設けられ、5月中旬から6月上旬にかけて美しい花が見られます。残念ながら、そろそろ見頃が終わってしまいます。ハナショウブ、アヤメ、カキツバタはよく似ていますが、それぞれ別の花です。しかし、調べてみるとハナショウブの別名はハナアヤメで、略してアヤメと呼んだりもするようです。間違いではなさそうですが、ややこしいですね。

ハナショウブ

 

アジサイ

梅雨の頃に咲く花の代表と言って良さそうです。一般的に見られるアジサイの多くは、日本原産のガクアジサイをヨーロッパで改良した園芸品種です。園内各所で見られますが、特に花しょうぶ園、世界のツルゾーン、りす橋(ふれあいランド近く)がアジサイを見るにはお勧めです。

アジサイ

 

あっという間に花の見頃は過ぎ去り、別の植物の開花が始まったりします。園内を植物にも目を向けて散策すると、年間を通して別の楽しみ方もできるのではないでしょうか。

園長 福守

.

においのお話し 続編

先月、園内の匂いについて寄せられたご意見に対する回答をブログに書いたところ、思いがけず大きな反響がありました。

意見箱より ④園内の「におい」が気になる

 

匂いを確かめに… (オオカンガルー)

 

反響があったのは、いわゆるインフルエンサーの方々がSNSで話題にされたことも大きかったようです。その結果、新聞やウェブメディアにも載ることとなりました。

本当に驚いています。

 

ありがたいことに、県外在住の方からお手紙もいただきました。

その中に、

「身の周りに芳香剤、柔軟剤やアロマのいい香りがあっても、ストーブの匂い、雨の匂いなど、生活の匂いが薄れている気がします。」

とありました。

私も同感です。庭先で物を燃やすことが禁じられ、スーパーでは魚がパック詰めされていると、草を燃やす匂い、魚屋さんの匂いと言ってもピンとこない人が多くなるのは当然です。

消臭スプレーが常備されているご家庭も多いのではないでしょうか?

ウシなどの家畜が身近にいる環境で暮らす人も少数派と思われます。ですから、生き物の匂いなどに過剰に反応し、違和感を覚える人が多くなっているのでしょう。

 

嗅覚がすぐれているカバ

 

ところで、私は無理に

「動物はすべていい匂いです」

と言っているわけではありません。

「動物の匂いには意味がありますよ」

と言いたいのです。

私たちがトラやクマの匂いを不快に感じるとしたら、ヒトに危険を及ぼす生き物を回避するための、生き物としての本質的な能力によるものかもしれません。

 

山で遭遇! は避けたいですね(ツキノワグマ)

 

「嗅覚を使いコミュニケーションを行う動物にとって、匂いはある意味『プロフィール』」

ということは、長年、動物園で仕事をしていると、当たり前の感覚になっていました。今回のブログに対する反響を通じて、動物園のスタッフが「当たり前」の感覚になっていることであっても、丁寧に説明すること、情報発信をすることの必要性に改めて気付かされました。

 

園長 福守

.
.