コアラの赤ちゃん スクスクと成長中です
コアラ飼育担当者の永榮・菊村です。
現在、コアラ館では、2頭のメス(ココロとブランディ)が子育ての真っ最中です。
お母さんコアラのココロとブランディは、それぞれ2014年11月22日と2015年1月2日に出産し、どちらの子どももすくすくと成長しています。
ただ、有袋類であるコアラの赤ちゃんは、生まれてから6~7ヵ月間はお母さんの袋の中で過ごすため、なかなかその様子を見ることができません。
今回は、飼育員だからこそ撮影できたとっておきの写真をお見せしながら、コアラの子どもたちの成長の様子を紹介していきたいと思います。
◎ココロ 出産後103日目(平成27年3月5日撮影)
(育児嚢(お腹の袋)の膨らみが目立つようになってきました)
(お母さんの袋の入り口から子どもの右手が出ています。まだ毛が生えておらずピンク色です)
(袋から子どもの右手が出ています。毛も生えそろい、だいぶ太くしっかりしてきました。)
◎ココロ 出産後196日目(平成27年6月6日撮影)
(袋がかなり大きくなっています。地面に着きそうです。)
(子どもの頭が袋から出ています。全身が出てくるのが楽しみです。)
◎ブランディ 出産後147日目(平成27年5月29日撮影)
(袋から子どもの左手の先が出ています。毛は生えておらずピンク色です。)
もっとたくさんの写真を皆さんにお届けしたいのはやまやまなのですが、子育て中のコアラはとても神経質になっていることに加え、コアラの子どもは、飼育員が近づく気配を感じたり、わずかな物音がしたりするだけで、すぐにお母さんの袋の中へと入ってしまいます。
コアラ館の観覧通路からは、子育て中の2頭の様子をご覧いただくことができますので、静かにじっくりと時間をかけて観察してもらえると、運が良ければ子どもが顔を出すところに出会えるかもしれませんよ。
ぜひ、温かく見守ってくださいね。