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平川動物園ズーブログ

インドゾウの日課 ~トレーニング編~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、インドゾウの日課について紹介したいと思います。

インドゾウは毎朝飼育員の指示のもと、「ターゲットトレーニング」というのを行っています。このトレーニングは、柵越しに口頭で指示を出し、棒や手など(ターゲット)に体の一部を接触させるトレーニングです。このトレーニングを行うことで、信頼関係を築き巨大なゾウと同じ空間に入ることなく、安全に足の健康状態の確認や耳からの採血などを行うことができます。優しそうなゾウでも、驚いたりパニックになると、普段から接している飼育員でも体重4トンの巨体を制御することができません。そこで柵越しにトレーニングを行い、麻酔や保定を行わずに処置ができるようにしています。

いつも元気なインドゾウ!

いつも元気なインドゾウ!

 

少しトレーニングの内容を紹介しましょう。まずは前足をチェックする「フット(foot)」というサインを伝えると、右足を前に差し出します。この時に、伸びている爪のカットや足の裏に小石などが刺さっていないかを確認します。

右前足を出すオスのラウナ

右前足を出すオスのラウナ

 

同様に後足もサインを使って確認します。耳のチェックには「イヤー(ear)」というサインを伝えます。そうすると右耳をターゲットに接触させます。ゾウの場合は耳の血管から採血をするので、このサインでゾウにあまり負担をかけることなくスムーズに採血ができるのです。

耳のチェック中のメスのアンリー

耳のチェック中のメスのアンリー

 

他にも鼻や背中を確認するサインもあります。トレーニングの内容は異なりますが、毎朝9時頃にオスの「ラウナ」とメスの「アンリー」の2頭のトレーニングを寝室にて行っています。

座って背中の確認もできます!

座って背中の確認もできます!

 

番外編

現在メスの「アンリー」については足に傷があるため、毎日午後3時半頃に傷の処置を行っています。その際に飼育員の号令の下、足を消毒液の入った容器に入れる処置を行っています。これは毎日のターゲットトレーニングの成果ともいえます。飼育員の号令に従って行動する様子は一見の価値ありですよ!

右前足を消毒中のアンリー

右前足を消毒中のアンリー

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