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平川動物園ズーブログ

祝!!コツメカワウソの赤ちゃんがうまれました!

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログは非常におめでたいお話です。なんと平成25年12月5日に、コツメカワウソのチェリーが3頭の赤ちゃんを産みました!カワウソ舎には父親の「ヤマト」、今年1月生まれの「キボウ」と「ミライ」の4頭が暮らしていますが、一度に3頭の家族が増えました。家族で子育てをするコツメカワウソたちは、今は赤ちゃん中心の生活を送っています。出産直後の育児は神経質になりがちなので、なかなか普段通りの展示をできないことが多く、姿が見えないこともあります。そこで飼育員の対応や赤ちゃんたちの様子を少し紹介したいと思います。

うまれて2日目の赤ちゃん!目はまだ開いていません

うまれて2日目の赤ちゃん!目はまだ開いていません

 出産日である12月5日の朝、寝室から聞きなれない鳴き声が聞こえてきました。少し嫌な予感がしてのぞいてみると… 赤ちゃんをくわえたカワウソたちが目に飛び込んできました。
「ああっ、うまれてしまった…」が正直な感想でした。
実はチェリーが妊娠していたのはなんとなくわかっていたのですが、出産予定日は12月末と想定していたので、心の準備ができていませんでした。しかし、前回の経験から必要なものは準備していたので、淡々と作業を進めていきました。そうはいっても出産当日に刺激を与えると、育児放棄の可能性も否定できないので、扉越しの観察のみで赤ちゃんの様子をうかがいました。

 

2日後の12月7日になると、カワウソ家族たちもずいぶん落ち着いている様子にみえました。そこで、赤ちゃんの性別確認と体重測定を実施することにしました。とりあえず、赤ちゃん以外のカワウソが、展示場に出た隙に寝室の扉を閉鎖し寝箱内の様子を観察しました。

 

体重は約80gあり、3頭とも元気そうです!

体重は約80gあり、3頭とも元気そうです!

性別はオスが1頭、メスが2頭でした!触れる際には、親のにおいを染みつけた手袋を使用します

 

 体重測定や寝室の掃除を行っていると、外から両親が扉をドンドンとたたいてきます。赤ちゃんの様子が気になってしかたがないのでしょう。手早く作業を終了し、家族と合流させました。翌日からも家族の様子をうかがいながら、体重測定や健康チェックを実施していきました。

 

赤ちゃんをくわえて移動します。やさしくくわえるのでケガはしませんよ

赤ちゃんをくわえて移動します。やさしくくわえるのでケガはしませんよ

 

12月16日までは順調に成長し、一日に体重が約15gずつ増加していきました。すべては順調に進んでいると思っていたのですが、12月17日の体重測定でメスの1頭の体重が減少しているのがわかりました。翌日も減少が見られたため、ミルクを上手に飲めていないと判断し、授乳の介添えをすることにしました。

 

注射器や哺乳瓶を使用してあたえます。赤ちゃんのリズムに合わせて授乳するのは、結構難しいです…

注射器や哺乳瓶を使用してあたえます。赤ちゃんのリズムに合わせて授乳するのは、結構難しいです…

 

授乳後は家族のもとに戻し、なるべく自然な状態で成長できるようにしています。もし、完全に家族から引き離し人工哺育を行うと、命が助かる可能性は高くなりますが、家族のもとへ戻れなくなる可能性があるため、今の段階では母親であるチェリーの頑張りに期待したいと思っています。

 

しばらくの間は、天候や個体の状況で展示ができないこともありますが、赤ちゃんの成長をあたたかく見守っていただければと思います。

 

成長にご期待ください!!

成長にご期待ください!!

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