ネパールで野生動物を見てきました!PART2
皆さんこんにちは。ネパールの野生動物観察レポートPART2です。PART1については前回のブログをチェックしてみてください。
前回に続いて今回は、チトワン国立公園内をジープサファリで移動しながら、様々な動物を観察しましたので報告します!
宿泊施設から国立公園へと移動中。この橋を渡った先が国立公園です。 |
チトワン国立公園は932㎢の広大な面積を誇り、さまざまな野生動物が暮らしています。ベンガルトラやヒョウ、インドサイなど絶滅の危機に瀕している動物もたくさんおり、中にはそれらを狙った密猟者も存在します。毛皮や角が高くで取引されるからです。公園内は密猟防止のために国の軍隊が24時間体制で密猟者がいないか監視しており、密猟者は発見し次第、厳しく罰せられます。
公園内に設置してある高台。ここから密猟者がいないか監視を行います。 |
公園に着いて、さっそくジープサファリで移動していると、大きな川が流れていました。そしてそこに姿を現したのがこちら、ヌマワニです。
ヌマワニ。動物食で時にはシカなども獲物にする。体長は最大で5mにも達する。 |
日本で暮らしていたら、川べりでワニが休んでいるなんてとても見られない光景ですね、すごく恐かったです・・・
続いて、出会ったのがこちら、アカツクシガモです。
アカツクシガモ。複数の群れで生活する。日本にも冬鳥として少数が飛来します。ちょうど今、出水にも1羽やって来ています。 |
動物園では見たことがありましたが、野生個体を見たのは初めてでした。感動です。
続いて姿を見せてくれたのがこちら、アカゲザルです。木から木へとジャンプして飛び移る姿は迫力満点でした。
アカゲザル。雑食性で木の実などを食べる。群れで生活する |
この他、数種類の鳥類を観察することができましたが、残念ながら見たかったベンガルトラやヒョウに出会うことはできませんでした。
しかし、こんなものを木の上で発見することが出来ました。
実はこれ、アクシスジカの骨です。ヒョウは捕えた獲物を他の動物に横取りされないように木の上に持っていき食べる習性があります。これはその残骸です。
また、ベンガルトラは発見できなかったもののその足跡を発見することはできました。
この他、カヌーで川下りをしたり、現地ガイドによる解説付きバードウォッチングにでかけたりと、大満足の旅となりました!
今回、ネパールに行ってみて、野生動物の素晴らしさやそれらを育む大自然を肌で体感するとともに、改めて野生動物の現状が厳しい状況にあることを実感しました。
乱獲や密猟が原因でネパール国内では現在、インドサイは534頭、ベンガルトラは197頭しか確認できていないそうです。現地のガイドでさえ、トラを最後に確認したのは3か月前だとおっしゃっていました。
こういった現状を理解したうえで、自分たちが遠く離れた日本から動物たちのためにどういったことが出来るかをこれから模索していきたいと思います。
これにて今回のネパールレポートは終わりです。またどこか素敵な場所に行った際には、皆様に報告しますのでぜひとも楽しみにしていてください。
ありがとうございました!