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平川動物園ズーブログ

アマミノクロウサギを収容しています

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、2015年12月に徳之島で保護されたアマミノクロウサギについて紹介したいと思います。

 

奄美の森で出会ったアマミノクロウサギ。原始的な姿を残した生きた化石とも言われています。

奄美の森で出会ったアマミノクロウサギ。原始的な姿を残した生きた化石とも言われています。

 

このクロウサギは、12月13日の夜間に徳之島の道路上でうずくまった状態で発見されました。原因は交通事故。まだ体重800g程度と子どもの個体でした。幸いにも発見が早く、地元獣医師の方の処置もあり、一命はとりとめました。しかしながら、事故の後遺症で視力の低下や、神経障害などが見られたため、移送された奄美大島にて獣医師による治療が続けられていました。

 

隋所に注意喚起の看板はあります。皆さんも安全運転でお願いします!

隋所に注意喚起の看板はあります。皆さんも安全運転でお願いします!

 

懸命な治療と数時間おきの給餌により、体重も増加し状態も安定してきました。徳之島や奄美大島では継続治療をする施設がないため、今後の飼育や治療を平川動物公園で行うことになりました。

 

当園は過去にアマミノクロウサギを飼育し、動物園として初めて飼育下繁殖に成功した実績があります。しかし、個体の高齢化や新規個体の導入が困難だったため、飼育が途絶えてしまいました。それでも、奄美大島と徳之島にしか生息しない貴重な本種を保護することを目的に、情報収集を継続し、関係機関と南西諸島の希少種の保護について協力できるよう体制を整えていました。

 

今回の移送はまさにその賜物でした。2月5日にフェリーに揺られやってきたクロウサギは、動物公園に到着後も比較的落ち着いていました。今では毎日3回の流動食と夜間の置きエサも問題なく食べています。しかし、事故の後遺症や今後のトラブルに備えて気が抜けない状態は変わりありません。獣医師や飼育員の対処のもと、健康にスクスク成長していってくれればと思っています。

 

毎日投薬をかねて、流動食を与えています

毎日投薬をかねて、流動食を与えています

 

朝の日課の体重測定!意外とおとなしくしていますよ!

朝の日課の体重測定!意外とおとなしくしていますよ!

 

残念ながら治療を最優先にしているため一般公開はしておりませんが、状況については時折紹介させていただきますので、楽しみにしていてください。

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