リュウキュウコノハズク ~巣箱が気になる時期到来か?~
更新 2016年4月12日
みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、昨年4月に奄美大島からやってきたリュウキュウコノハズクの近況について紹介したいと思います。
保護された2羽は展示施設にも随分慣れた様子です。そして、最近になってDNA検査をする機会があり性別が判明しました。なんと雌雄1羽ずつであることが判明し、何となくですが予想が的中していました。(リュウキュウコノハズクは外見で雌雄の区別が大変困難です…)
また、いつかは使ってもらえればと思って作成した巣箱に、メスが頻繁に入り始めました!しかも、オスが巣箱の近くに移動していることがあるではないですか!!担当者としては、ついつい期待してしまいます…繁殖のことを!
現在、国内の動物園でリュウキュウコノハズクを飼育展示しているのは当園のみです。南西諸島以南の限られた範囲にしか生息していない本種の「種の保存」は大変意義があります。傷病個体であっても、繁殖が成功する可能性は十分にあるので、今後はしっかりとペアのバックアップをできればと思います。
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