鹿児島フィールドレポート ~本土最南端!佐多岬で会えるニホンザル~
更新 2016年8月1日
みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、本土最南端の佐多岬周辺で出会えるニホンザルについて紹介したいと思います。
鹿児島市からフェリーを使って約3時間。大隅半島の先端にある佐多岬周辺は、黒潮の影響を強く受け温暖な環境がひろがっています。ソテツやガジュマルなど南国を代表する植物が自生し、沖縄などの南の島かと想像してしまいます。
そんな佐多岬では、かなりの確率でニホンザルと遭遇できる場所でもあります。道路を走っていると突然飛び出して来たり、森を眺めていると木が揺れだしたりと、ニホンザルの存在をいたるところで感じることができます。
もし出会うチャンスがあれば、そーっと遠目から観察してみてください。群れは何頭いるかな?赤ちゃんはいないかな?強いオスはどの個体かな?など彼らの生活を邪魔しないように見てみるのも、とても興味深い時間となります。
ニホンザルは野生で暮らす一方、畑や果樹園で食べ物を探す害獣としても扱われています。人との距離が近いほど、彼らは人を恐れなくなります。くれぐれもエサを与えたり、必要以上に近づいたり、油断はしないようにしてくださいね。
鹿児島にお越しの際には、本土最南端をぜひ目指してみてくださいね。素晴らしい景色と愛嬌のあるニホンザルが待っていますよ!
.