日本の在来馬について~トカラ馬・御崎馬~
みなさん、こんにちは!
いきなりですが、日本在来馬をご存知ですか?
今回は、当園でも飼育している鹿児島県トカラ列島のトカラ馬、そして先日宮崎県都井岬で見てきた御崎馬を紹介します。
日本在来馬とは、海外のウマとの交雑がほとんどされずに残ってきた日本固有のウマです。
競馬などで目にするサラブレッド種などのように大型ではなく、大きさが小型から中型なのも特徴の一つです。神経質なサラブレッドに比べると、おとなしく、穏やかな性格のものが多いです。
日本在来馬は北海道から沖縄にかけて全8品種います。
北海道和種(道産子)、木曽馬、御崎馬、対州馬、野間馬、トカラ馬、宮古馬、与那国馬、です。
トカラ馬は、当園では2頭飼育しています。
トカラ馬は在来馬の中でも小型です。
毛の色も濃い黒っぽい色が多いです。
鹿児島県の天然記念物に指定されています。
トカラ馬は、トカラ馬のふるさとトカラ列島中之島や、開聞山麓自然公園、鹿児島大学農学部付属入来牧場でも飼育され、保護・繁殖を行っています。
宮崎県都井岬にいる御崎馬は、日本在来馬の中では中型に分類されます。
人の手がほとんど加わっていない環境で、放牧されています。
国の天然記念物に指定されています。
日本在来馬は、かつては農耕や運搬など、人間の生活に関わってきましたが、今では活躍の場がなくなり、数が減少しています。そのため、保護・繁殖が重要な課題になっています。
暑かった夏も終わり、過ごしやすい季節になってきました。
動物公園では、9月17日から秋の動物公園まつりが始まります。
その期間の毎週日曜日、14時から小学生以下の子ども先着20名、『トカラウマと一緒にハイポーズ』という、トカラウマと一緒に写真撮影のできるイベントもあります。
遊びにきてください♪
トカラウマ担当:角田