人工育雛
更新 2017年1月31日
皆さん、こんにちは!近頃は寒くなってきていますね。そんな寒さに負けずに大きくなっているコクチョウのヒナを紹介します!!
その前にコクチョウの簡単な説明です。
野生ではオーストラリアの乾燥地帯以外のほぼ全域に生息し草食性で水草等を食べます。動物園では代わりにキャベツや小松菜等を与えています。
オスメスのつがいは一生続き、卵は3~5個ほど産卵しオスメス共に交代しながら抱卵します。
親は途中まで温めていたのですが、鳥インフルエンザ対策で寝室に隔離したところ環境が変わったため放棄してしまいました。
予め1個取り上げていた卵を孵卵器に入れ孵化させましたが、親は自分の子供と分からなく攻撃してしまう恐れがあったので、人工育雛で育てることとなりました。
生まれてから1週間程は体内に卵黄が残っているためほとんどエサは食べません。
エサに興味を示さず154gから110gと体重はどんどん減ってきたので心配でしたが、10日程でエサを食べるようになり一安心です。
エサは大人と同じものを与えるのですが、口が小さいのでみじん切りにして、栄養補給のためにカキ殻、鳥用の飼料等を少量混ぜてあたえております。
また成長には日光が欠かせないので、晴れている日は日光浴のため外の部屋に移動させています。
夜間はまだまだ寒いため室内で過ごしています。
小さいですがよく泳ぎます。
可愛く元気なヒナを皆さんの前に早く連れていきたいのですが、まだ鳥インフルエンザが収束していないため展示を見合わせています。収束し問題が無くなり次第皆さんの前に連れてきたいと思います!
飼育係 鈴木
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