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平川動物園ズーブログ

鹿児島フィールドレポート ~ユーカリ畑で生き物はっけん!~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。今回のズーブログでは、コアラのエサであるユーカリの畑で出会う生き物たちの紹介です。平川動物公園ではユーカリしか食べないコアラのために、鹿児島市内や指宿、種子島に畑を持っています。10種類以上のユーカリを栽培し、季節や好みに合わせて採取を行っています。基本的に採取は毎日!飼育員が行っています。毎日畑に行っていると、いろいろな生き物に出会います。黙々とノコギリを動かす傍らで、生き物とも出会いは、つかの間の癒しを与えてくれるのです!

 

春の時期は台切りといって、伸びた枝をばっさりと切り落とす作業を行います。茂っていた枝葉の中から思わぬものが出てくることがあります。使い古した鳥の巣などは、あまりの繊細さに目を奪われてしまいます。

 

おそらくホオジロの巣
枝の中でカモフラージュされていて、全く気づきませんでした!

 

また干からびたトカゲが枝に刺さっていることもあります。これは「モズのはやにえ」といって、モズが貯蔵用に隠しているエサです。ちょっと不気味な姿ですが、器用さに驚いてしまいます。

 

貯蔵用に保管したのでしょう。干からびたトカゲが刺さっていました

 

また生い茂った枝の隙間は、トカゲたちの格好の隠れ家となっています。ニホンヤモリやカナヘビなども、ちょこちょこ動いて視界に入ってきます。一瞬で隠れる姿は、まさに忍者そのもの!

 

木には虫も集まるので、格好のエサ場にもなってそうです

 

夏の時期は、クワガタやカブトムシと出会うことがあります。特にある品種からは甘い樹液が出るので、ノコギリクワガタが鈴なりについていることもあります。ぱっと見、黒いゴキブリのように見えてしまうので驚きましたが、大なり小なりのクワガタが枝を切るたびに、乱舞する姿は、まさに男のロマンといったところです!!

 

黒い物体が枝にたくさんついています…全部ノコギリクワガタです!

 

子どものころの憧れは、今でも変わらず!かっこいいです!!

 

地面に視線を向けると、シマヘビやアオダイショウなどのヘビもよく見かけます。

 

夏にはヘビがニョロニョロと登場することもしばしばあります

 

そしてコロコロしたうんちが落ちていることも!これはキュウシュウノウサギの糞で、イネ科の植物(雑草!)を食べに畑によくきています。実際、茂みから飛び出していく姿はよく見ます。写真が撮れないくらい俊敏です…

ニホンイノシシやアナグマも、うろうろしていることがあり、鹿児島の自然豊かな環境を改めて感じる瞬間に立ち会うことができます。

 

ころころウンチはノウサギの落とし物。よーく探せば、たくさん見つかります

 

こちらはイノシシのもの。
とても大きいです…

 

ユーカリ集めに必死ですが、ある意味毎日フィールドに出られるのは、幸せだな~と思っています。

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