アマミトゲネズミはこれまで、科学的な知見を収集し、飼育繁殖技術の確立を目的として飼育していたため非展示としていました。このたび、飼育繁殖技術が前進してきたことから、生息域内外の保全活動や動物園の取り組みなどについて普及啓発を行うため、4つの動物園で同時に当該種の展示を開始することにしましたのでお知らせします。
- 日 時 2024年4月5日(金)9時~
- 場 所 「発見の森」(旧リスの森)内のトゲネズミ舎
- 展示個体 雌1頭
- 個体来歴
2020年5月24日 宮崎市フェニックス自然動物園で出生
2024年1月19日 鹿児島市平川動物公園に搬入 - 導入経緯
2018年 トゲネズミ類生息域外保全に参画表明
2021年3月29日 当園で初のアマミトゲネズミ飼育開始
2024年4月 5日 4園同時に展示開始
※他3園:神戸どうぶつ王国、埼玉県こども動物自然公園、宮崎市フェニックス自然動物園
※個体の健康状態によっては公開を延期する可能性があります。また、夜行性のため巣箱の中にいて姿が確認できない場合もあります。ご了承ください。
アマミトゲネズミの基本情報
- 分 類 齧歯目 ネズミ科
- 生息地 奄美大島
- 体 長 約10~15cm
- 体 重 約100~140g
- 国指定天然記念物及び国内希少野生動植物種、絶滅危惧ⅠB類