コアラ紹介

コアラについて知る

コアラが当園に来た経緯

昭和50年5月に「コアラを鹿児島に連れてくる会」が発足し、市民レベルでの誘致活動が始まりました。その後、昭和55年9月のオーストラリア政府のコアラ輸出禁止解除を受けて、鹿児島市長がオーストラリア大使館にコアラの輸出を要請、庁内に「鹿児島市コアラ誘致推進会議」を設置し、クイーンズランド州政府との協議を経て、昭和59年10月にオス2頭、翌年の昭和60年にメス4頭が来園しました。

コアラについて

コアラは夜行性あるいは薄暮性で、巣を作らず樹上で眠る樹上生活動物です。コアラの手足はよく発達し、長く、とがった爪を持ち、枝や幹を登るのに大変便利です。体毛は短く厚く密生し、背面は暗い灰色、腹面は白色から灰白色です。大きく丸い耳には毛がふさ状にはえています。
また、コアラの通称としてコアラ・ベアーやネイティブ・ベアーがありますが、クマの仲間ではありません。

コアラについて知ろう!

成獣の体重

オス:6.5kg(4.2~9.1kg)
メス:5.1kg(4.1~7.3kg)
オスはメスより約50%大きい

体の特徴

眼はあまり良くない

コアラはたてに長いひとみ(瞳孔)をしています。視力はあまり良くないようです。

鼻はユーカリの葉をかぎわけるよ

コアラの鼻には毛がはえていません。
真っ黒の個体もいますが、全体にピンクがかっていたり、鼻の穴のまわりだけがピンク色の個体もいます。さわると、ひんやりした感じがします。
この鼻で、ユーカリの種類をかぎ分けます。
嗅覚はかなりするどいです。

木のぼりにはかかせない

人間の手は親指が他の指とはなれてついていますが、コアラの手は親指とひとさし指が他の指とはなれてついています。木の枝やみきにしっかりつかまるため、強い握力を持っています。コアラのツメは、三日月形のカギヅメで、とがっています。ザラザラした木のみきにしっかりつかまることができます。ユーカリの新芽を口もとにひきよせて食べたり、時にはケンカした相手をひっかくためにも使います。

地面に下りて走ることも

コアラはほとんど木の上で暮らしますが、他の木にうつる時に地上に下りることもあります。短距離ならば時速25km(100m走で14.4秒)くらいで走ることもできるそうです。当園でも、地面に下りて走り回るところが多く見られます。コアラの人指し指は中指とくっついてしまい、ツメだけが2本生えているように見えます。この指で、毛づくろいしたりするので、毛のぬけかわりの時期には、ツメにぬけ毛がダンゴ状にからんでいることもあります。また、親指にはツメがありません。

ポケット(育児のう)について
コアラポケット

メスのコアラのおなかにはポケット(育児のう)があり、生まれた子供は自力で、ポケットまではい上がり、約6ヶ月間、その中で成長します。
オスにはポケットはありません。

ポケットの中

ポケットの中は毛がほとんど生えていません。乳頭(おっぱい)が二つ、ついています。入り口はやや下向きについていますが、ギュッと閉じることが出来るので、子供が落っこちることはほとんどありません。

においの腺について

胸にあるにおいの腺
オス
メス

大人のオスのコアラの胸には、においを出す腺(臭腺)があります。
この腺から褐色の分泌液が出てくるので、胸が茶色く汚れて見えます。
この分泌液は、ユーカリのかおりをきつくしたような強いにおいがします。

においつけ行動

オスのコアラはこの分泌液を木のみきにこすりつけて自分のなわばりを主張します。

鳴き声

コアラのなき声を再生する

分布と生息地

コアラは、オーストラリア東部に生息しています。熱帯から冷温帯にかけて平地の森や疎林など様々な場所で見られます。最近は、宅地開発などでユーカリの森が減少していて、コアラの数も減少しているといわれています。

野生における餌

コアラはほとんどユーカリの葉のみを食べますが、時々ユーカリ以外の木にとまり、それを食べていることも見られます。
ユーカリの葉には多くの水分(約60~80%)が含まれるので、コアラは普通水を飲まなくとも良いのです。
ユーカリの葉は繊維が多く低蛋白です。
離乳の初期において、幼獣は母親の直腸から分泌される半液状の糞(色は黄緑色で、濃いカスタードと同じくらいの堅さ)を食べます。この物質は、パップと呼ばれ、母親の盲腸内の有効な腸内細菌を含み、これ0を食べることでユーカリを消化することが出来るようになると言われています。

野生の寿命

野生における寿命についてはほとんど記録はありませんが、およそ10歳位と思われます。
飼育下の寿命は、10~12歳ですが東山動植物園では雄が22歳まで生きました。

繁殖

妊娠期間は約35日です。
出産頭数は、普通は、1産1子ですが、ごくまれに2頭出産することもあります。
生まれてくる子どもは超未熟児(体重は約0.5gで、身長は約19mm)の状態で大人の小指の先ぐらいしかありませんが自力で母親のポケット(育児のう)の中に入ります。そこで1つの乳頭に吸いつき、後6ヶ月間過ごします。ポケット(育児のう)から出るようになっても4ヶ月ぐらいは母親のもとにいます。その後はだんだんと独り立ちしていきます。
平川動物公園では、日本やオーストラリアのコアラ飼育国と協力しながらコアラの育成や種の保存に取り組んでいます。

平川動物公園のコアラ紹介

平川動物公園で飼育している16頭(オス5頭、メス11頭)のコアラたちを紹介します。

メスのコアラ

ユメ

2015年1月2日生まれ

リオ

2015年12月10日生まれ

イト

2017年5月4日生まれ

レイ

2018年8月12日生まれ

ヒマワリ

2019年6月22日生まれ

キボウ

2019年10月17日生まれ

インディコ

2019年12月22日生まれ

ヒナタ

2021年3月27日生まれ

カナエ

2021年6月13日生まれ

ピース

2021年6月29日生まれ

つくし

2020年9月3日生まれ

オスコアラ

ブンダ

2010年9月15日生まれ

イツキ

2020年4月3日生まれ

ライト

2021年5月14日生まれ

アーチャー

2019年4月26日生まれ

キボウの仔

2022年2月26日生まれ

貸出中のコアラ

コロン

2014年11月22日生まれ
※埼玉県こども自然公園に貸出中

ソラ

2020年6月14日生まれ
※埼玉県こども自然公園に貸出中

コハル

2019年4月2日生まれ
金沢動物園

エマ

2018年12月6日生まれ
神戸市立王子動物園

ウミ

2014年6月13日生まれ
淡路ファームパークイングランドの丘

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