🐨コアラの毛🐨

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の村上です(;^ω^)

今回はコアラの毛ついてお話ししたいと思います。

コアラ担当をしていると、来園者から「毛はどんな触り心地ですか?」と聞かれます(^^)/

私は、よく羊のような触り心地と伝えています(@_@)モコモコしていて弾力があるような感じがしているからです!

ししおの毛




個体によっても毛質や毛量は違うようで、柔らかい毛質の個体もいたら、ゴワゴワしている個体もいます。写真ではなかなか伝わりにくいかもしれません(;^ω^)

インディコの毛は毛量が多くゴワゴワしているような印象
左側のヒマワリはフワフワした毛並みです。右側のカスミもフワフワです。(子どもの頃はどの個体も柔らかい毛だと感じています)




コアラの毛は、暑さや寒さから身を守り、雨が降った際には毛が水をはじき、レインコートのような役割をはたしています。また「ダブルコート」と呼ばれ、2層の毛に覆われています。表面にあるオーバーコートは少し硬め、その下にあるアンダーコートはフワフワして細く柔らかい毛です。

毛(オーバーコート)をめくってみるとアンダーコートがあります
ブラッシングをしてみると少し取れました



毛色は2系統のコアラによって異なり、オーストラリアの北部に生息している北方系コアラはグレー、南部に生息している南方系コアラは黒っぽいグレーをしています。

当園で飼育しているコアラは全て北方系コアラです。

日本では南方系コアラを飼育しているのは兵庫県南あわじ市にある「淡路ファームパークイングランドの丘」のみです。

淡路ファームパークイングランドの丘では北方系コアラも飼育しており、2系統のコアラを見ることができます。

機会があれば是非見比べてください(^^♪

当園で暮らしている北方系コアラの「アーチャー」
南方系コアラの「だいち」
(写真提供:淡路ファームパークイングランドの丘)

お客様から触ってみたいとお声がけをいただく事も多いですが、オーストラリア政府との取り決めで、日本ではお客様に触っていただく事はできないこととなっています。

当園の「どうぶつ学習館」には、過去に飼育していたコアラの毛皮標本があります。どうぶつ学習館のスタッフに声をかけてもらえると触ることができます。

ご来園された際には、毛の感触を通じてコアラに思いを馳せてみてください(*^▽^*)

どうぶつ学習館で保管している毛皮標本



穴あき靴下には気を付けているコアラ担当:村上

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