エラブオオコウモリが来園し、5月2日より展示を開始しました。屋久島にてケガにより保護され、現地にて治療された後、飼育繁殖歴のある当園へ移送されたものです。
- 展示場所:夜行性動物館
- 来園個体:エラブオオコウモリ 成獣 雌1頭 年齢不詳
- 個体名 :ラブ
- ケガの状況:左翼の指先の一部が壊死。治療は終了しているが飛翔不能。
※2月11日に屋久島町永田にて保護、治療を継続し4月18日に当園へ移送
※エラブオオコウモリはクビワオオコウモリの亜種の一つで、環境省が定めるレッドリストにおいて絶滅危惧ⅠA類 (CR)に指定されており、国の天然記念物です。鹿児島県口永良部島とトカラ列島(中之島、宝島)に生息しており、口永良部島は,世界のオオコウモリ類の生息北限地です。屋久島は主要な生息域ではありませんが、時折エサを求めて海を渡ってくるといわれています。令和6年8月から本種の飼育は途絶えていましたが、当該個体の収容で再開する運びとなりました。
