前回、ブログから少し日がたってしまいました。ブログのタイトルはなんだったけ?と忘れていたのは内緒です。今回は以前のブログでもお話した「栄養」について書きたいと思います。

まずはワニの大体の要求カロリーはどのくらいか調べることにしました。哺乳類の一部の種であれば論文やデータなどがあるので、調べるとすぐに見つけることができますが、ワニの要求カロリーのデータはすぐには見つかりませんでした。

パソコンを駆使して、なんとか要求カロリーのデータを見つけました。ワニたちの給餌は1日単位ではなく週単位で行うので1週間での要求カロリーを計算しました。♂のホージーで3000kcal/週、♀のミッチェルで1500kcal/週のカロリーの計算になりました。しかし、変温動物のワニたちですので、気温や水温によって代謝は変動するので確実に正しいと言えないのが本音です。

その次に餌の栄養計算を行いました。ホージーに関しては太らせるためにカロリーに着目し以前までは丸鶏を3㎏程給餌していましたが、多少は太りはしたものの、体格はあまり変化していない印象でした。霊長類やクマなどでは野生下での食べているものに沿った栄養素で給餌することによって、体格や被毛などの状態が上がることが報告されています。「それはワニでも当てはまるのではないか?」と思い、タンパク質や、脂質などの栄養素での給餌内容の見直しを行いました。本当は文章で説明したいのですが、文章力皆無&とてつもなく長くなってしまうので、夜間開園や園でのイベントの際にお話しできればと思います。イベントまで待てないよとおっしゃるそこの大大大ワニファンの方は、直接お声掛けください。

まだまだ書かないといけないことは沢山ありますが、夏大嫌い病が発病したのか、ブログの書きすぎか、頭が痛くなってきたので、次回に持ち越したいと思います。
夏大嫌い 山田