1972年10月14日に開園した平川動物公園は、今年で開園50周年を迎えます。
開園50周年記念イベントの一環として、「園長とお散歩タイム」を5月から始めました。
12月まで毎月最終日曜日に開催する園長によるガイドツアーです。月替わりで、園内のそれぞれのゾーンをご案内いたします。
第1回目は入園ゲートを入ってすぐの「アフリカの草原ゾーン」でした。
イベントを計画したけれど、週間予報で当日は「雨」…
前日にはマスコミの方から取材の申込がありましたが、
「参加者がいらっしゃるかわかりませんよ」
と自信なくお伝えしました。
5月29日当日の朝、予報どおり雨が降っていましたが、幸い直前には雨がやみました。定員15名に対し、申込者は14名いらっしゃいました。ありがたいことです。
「アフリカ園」と呼んでいるこのエリアは、開園当初からほとんど変わっていません。桜島をアフリカの最高峰、キリマンジャロに見立て、山麓の草原をイメージして複数の動物種を混合展示する手法は、今となっても色あせることはありません。動物舎が視界に入らないような配慮も見られます。
これは当時、東京農業大学の近藤 典生 先生の構想を具現化したものです。
それでは、ここで見られる5種類の動物たちをご紹介します。
まずは国内に8頭しかいないマサイキリンです…
そんなお話をしていたら、あっという間に30分経ってしまいました。本当はカバまで行く予定でしたが、時間の都合でたどり着く前に時間切れになってしまったのが心残りでした。
ありがたいことに、たくさんのご質問もいただきましたし、参加者の皆様とお話することもできました。
次回は6月26日に「野生のイヌ・ネコゾーン」をご案内します。
受付は当日「どうぶつ学習館」にて行います。
皆様のご参加をお待ちしています。
園長 福守