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第53回鹿児島県愛鳥週間作品コンクールの入賞者等について

愛⿃週間にちなんだ作品を広く⼩・中・⾼等学校等の児童⽣徒から募集し,その制作過程及び作品を通じて野⽣⿃類保護思想の⾼揚を図るとともに,応募作品の展⽰等を通じて広く県⺠の普及啓発に資するため,⿅児島県愛⿃週間作品コンクールを毎年鹿児島県が実施しています。

53回目の開催となった昨年度は参加校65校から応募作品557点の応募があり,審査の結果,特選5点,⼊選10点,佳作20点及び学校優秀賞1校を決定されました。

また,コンクールの表彰式を令和2年2⽉16⽇に⿅児島県庁2階講堂において開催されました。

⼊賞作品の展⽰会を5⽉の愛⿃週間に合わせて例年平川動物公園にて実施しておりましたが,今年度につきましては新型コロナウイルスの感染拡大防止のため中止とさせて頂きます。

なお,記載の学校名や学年等は受賞時点のものとなります。

 

⼊賞作品(特選受賞作品)の紹介

今回の⼊賞作品35点のうち,特選受賞作品について,審査講評も合わせて紹介します。

特選(⿅児島県知事賞)

湧⽔町⽴吉松中学校2年, 前⽥ひなは(まえだひなは)さんの作品

(審査講評)

⼤変存在感のある作品です。構成も主題であるカワセミを⼤きく描き,インパクトがあります。また,彩⾊により⼀筆⼀筆丁寧に描きこみながら,作品が仕上げられ,制作者の粘り強い姿勢も感じ取れます。表現技能においても,巧みに筆を動かしながら,⼯夫して対象を表現しています。⾊彩も様々な⾊を重ねながらも,全体的なバランスがとれ,まとまった⾊調で構成されている作品です。

環境省九州地⽅環境事務所⻑賞

伊仙町⽴⿅浦⼩学校4年, 登坂⾳風(とさかおんぷ)さんの作品

(審査講評)

南国の⿃であるルリカケスとアカショウビンを画⾯いっぱいに⼤きく描き,⼤変存在感があります。とまっている場所は,2⽻にとって憩いの場所なのでしょうか。エサになるものがあるからなのか,とてもその場で過ごすことが楽しい場所であるように感じます。2⽻の⿃,周囲の枝や葉など,画⾯全体に上⼿にバランスよく取り⼊れています。彩⾊も明るい⾊調でまとめられているとともに,互いが引き⽴つ配⾊になっており,⼯夫されています。

(⼀財)⿅児島県環境技術協会理事⻑

⽇置市⽴伊作⼩学校2年, ⾺場穂奈実(ばばほなみ)さんの作品

(審査講評)

⿃全体の⼤きな姿が印象的で,また,⿃の目までしっかりと描かれていることから,作者が,⼼に残ったことを素直に迷わず,描きたいものをいきいきと楽しく描いている様⼦が伝わります。彩⾊での灰⾊は難しい⾊ですが,この⿃の灰⾊は本⼈がつくり出した柔らかい灰⾊で,温かみを感じ,⼯夫をされた着⾊です。

⿅児島市平川動物公園⻑賞

⿅児島市⿅児島商業⾼等学校1年, 佐藤遼太郎(さとうりょうたろう)さんの作品

(審査講評)

2⽻のルリカケスは,つがいでしょうか。仲良く並んで回りの様⼦を伺い,エサになるものを探しているようにも⾒えます。制作者は,対象物をよく観察し,⿃の感じをよく表現しています。特に⿃の⽻の表現は,細かな筆で丁寧に彩⾊されています。また,「愛⿃週間」の趣旨も考え,両腕で優しく包み込む構成が,⼈の優しさまで醸し出しています。背景の平塗りやレタリングのバランスもよくとれています。

(公財)⿅児島県地域振興公社理事⻑賞

和泊町⽴⼤城⼩学校6年, 鈴⽊こうみ(すずきこうみ)さんの作品

(審査講評)

春がすぐそこまでやってきて,梅も咲き誇る温かな⽇なのでしょう。そこには,家族のヤツガシラも集う様⼦で,楽しい感じを醸し出しています。⿃がとまっていたり,⽻を⽻ばたかせて⾶んでいたりと様々な動きの様⼦がよく表現されています。形の重なりや⼤⼩で,奥⾏きや空間を表現し,バランスよく構成されています。彩⾊も⽻1本1本まで丁寧に描かれ,全体の⾊調もまとまりがあり,落ち着いた作品です。

 

学校優秀賞

曽於市⽴財部南⼩学校

入選と佳作の作品はこちら → 入選・佳作作品

 

審査講評(総評)

県内各地より557点もの応募があり,どの作品からも野⿃に対する優しさや⾃然を⼤切にしようとする強い思いが伝わってきました。

⼩学校下学年では,⾝近な野⿃や⾃分をクレヨンやクレパスなどの線でのびのびと描いており,絵の中から会話が聞こえてきそうな⼦どもらしい楽しい作品が多く⾒られました。作者が思うイメージを豊かに働かせ,楽しく⾃由に絵を描いている姿が想像でき,その素直な感性と個性をこれからも⼤切にしていって欲しいと思います。⼀⽅で,背景を塗り込み過ぎて,⼀番描きたいものがはっきりしない作品もあり,線描をもっと⽣かし,余⽩も⼤切にした作品づくりを期待したいです。

⼩学校上学年では,描きたい⿃をよく観察し,⿃や⼈物,⽊の枝や向こうに⾒える風景などの重なりや組合せを⼯夫して,画⾯を構成して描いていました。また,表したいイメージに合わせて,混⾊や重⾊など,絵の具の使い⽅を⼯夫している作品が多く⾒られ,⽇頃の授業の取組の成果が表れていました。⼀⽅で,図鑑のように⿃だけを描いている作品もあり,⽂字の配置も含めて,画⾯全体の構成に目を向けるともっと素敵な作品になると思われる作品もありました。

中学⽣と⾼校⽣の作品は,確かな観察⼒と優れた表現技能を駆使して描いた完成度の⾼い作品が多く⾒られました。⽻の細かいところまで丁寧に描いた作品や,意図に応じて描きたいものを強調したり,背景の処理を省略したりするなど,絵の具やポスターカラーで巧みに表現した丁寧な作品が多く⾒られ,⼤変⾒応えがありました。⼀⽅で,野⿃を写実的に上⼿に描いてはいるものの,本コンクールの趣旨である野⿃を⼤切に慈しむという観点から,もう少しアイデアを⼯夫し,個性的な表現をして欲しい作品も⾒られました

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