長田中学校×平川動物公園 絶滅危惧動物について考える

皆さん、こんにちは!教育普及係の落合祐子です。教育普及係の仕事の一つに、団体で来園された方々へのレクチャー(学習プログラム、といっています)がありますが、学校へ出向くこともあります。6月27日(木)に鹿児島市立長田中学校で絶滅危惧種についての講話を行ってきましたので、今回はそのお話です。

中学校3年生の英語科の授業に、「Animals on the Red List」という単元があり、世界の絶滅危惧種について学び、①自分にできることを考える②自分の考えを発信する ことが目標となっています。「レッドリスト」と「絶滅のおそれのある野生動植物の種の国際取引に関する条約(通称:ワシントン条約)」について、それらに指定・掲載されている動物たちが直面している問題をお話しました。生息地の減少や、密猟などが主な問題ですが、生息地の減少は環境の悪化や森林伐採(目的も様々)の影響がありますし、密猟は角や牙だけを狙ったもの、ペットやハンティングなど、目的は多岐に渡ります。日本で暮らしていると想像し難いのですが、いずれも私たちの人間活動に関係しています。

ホウシャガメの甲羅やクロサイの角も紹介
画像提供:いずれも鹿児島市立長田中学校

講話のあと、生徒の皆さんは動物種を選び、動物のためにできることを英語で書いたポスターを作成してくれました。学校の授業で動物園を活用してくださったことはもちろん、動物園から遠ざかる時期といわれている中学生の皆さんが、動物が抱える問題と向き合い、自分の考えを発信してくれたことを嬉しく思っています。今後の生活の中で、ふとした瞬間に思い出してもらえれば幸いです。私たちは、これからも動物たちの現状を発信する場であるよう努めます。

外国人来園者の方にも読んでほしいという思いもあり、ポスターは園内の動物展示場やどうぶつ学習館で展示していますので、ご来園の際はぜひご覧ください。

鹿児島市立長田中学校の公式HPでも紹介していただきました。コチラ

Thinking about endangered animals
We held a lecture about endangered animals at Nagata junior high school on June 27th.Students studied about these, and thought what they could do, and expressed their opinions.
Through the current situation of the animals living at Hirakawazoo,they thought about what they could do.These messages also serves foreigners to learn about our efforts,so please take a look.

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