11月2日に奄美市立奄美博物館と世界自然遺産推進共同体が主催のシイの実を拾うイベントが奄美大島で開催されましたので、神戸どうぶつ王国と横浜市立金沢動物園の方と一緒に講師として参加してきました!
内容は、初めに奄美市立奄美博物館の平城氏が「アマミトゲネズミの生態とシイの実」について講演した後、私が「アマミトゲネズミの生息域外保全」について20分程度講演させていただきました。
そして、講演会終了後は実際にフィールドにでて参加者と一緒にシイの実を拾いました。今年は凶作でしたが、45分間でたくさんのシイの実が集まりました!
集まったシイの実をその場で仕分けていきます。
※アマミトゲネズミやアマミノクロウサギが生息していない場所でシイの実を拾います。
シイの実を水に入れて浮いたものを取り除き、沈んだものだけを使用します。
結果は・・・ほとんどのシイの実が虫に食べられたり腐食していたりなど使用できないものばかりでした!そのため、使用できるシイの実の量は780gで過去最少となってしまいました。
仕分けして問題ないシイの実は、アマミトゲネズミを飼育する動物園に配られます。
参加した方は、生き物に興味関心がある方が多く、平川動物公園で飼育するゾウやキリン、コアラなどについてたくさんのご質問があり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
イベント前日の夜には、野生動物を観察してきました!
この日は運が良くたくさんの野生の生き物を観察することができました!
今回でこのイベントに参加するのは2回目ですが、本当に奄美大島の自然が豊かで感動しました。これからも、より多くの方に奄美大島の魅力を伝え、この豊かな自然と希少な生き物を皆さんと一緒に守っていけるように取り組んでいければいいなと思います!
アマミトゲネズミ担当:鮫島