松ぼっくりのお話

皆さんこんにちは!教育普及係の落合祐子です。街はクリスマス一色。11月頃からなんだかソワソワしてしまいますよね。私は「今年は松ぼっくりは足りるだろうか…」とソワソワというかビクビクしてしまう時期でもあります汗

どうぶつ学習館では、季節催事に合わせた工作を通して、動物たちのことを知っていただく「ちょきちょきアトリエ」を行っていますが、その中でも断トツの人気を誇るのが、「松ぼっくりツリー作り」です。雪に見立てた羊毛や、赤いピラカンサの実などをお好みで配置していくと、あっという間にオリジナルのツリーが完成!

パーツを組み合わせて…
完成!!

松ぼっくりツリー作りでは、「木の実を食べる動物」をご紹介しています。皆さんは、木の実といえば何を思い浮かべますか?真っ先に思い浮かべるのは「どんぐり」ではないでしょうか。動物園で飼育している動物たちには、年間通して入手できるエサの他、季節によって生える草、木になる実などを飼育員が採取して(または拾って)与えています。展示場に生えている木に実がなれば、それを好んで食べる動物もいます。今回の主役、「松ぼっくり」も木の実の一つ。南アメリカの自然ゾーンで暮らす「ボリビアリスザル」も大好物です。

カリカリかじって食べます

さて、ここでクイズです。畑のキャビアといえば「とんぶり」、森のバターといえば「アボカド」。では、「森のエビフライ」とは何のことでしょう??

正解は……

ちょっと食べられて…
もうちょっと食べられて…
じゃじゃーん!エビフライ!!

きれいに食べられた、この状態の松ぼっくりのことを「森のエビフライ」というのです!これはムササビの仕業。もし森を散策する機会があって、このようなエビフライが落ちていたら、その森にはムササビがいるかもしれませんよ!
今回の工作で使用する松ぼっくりは、主に「クロマツ」。海から吹いてくる風(特に台風時など)が街に吹き込んでくるのを防ぐために海岸によく植えられます。他に、「チョウセンマツ」と「ダイオウショウ」の松ぼっくりを保管していますが、これらはトゲがあるので大人のための羊毛教室などで使用しています。

左からクロマツ、チョウセンマツ、ダイオウショウ
鋭いトゲがあります

松ぼっくりと連呼しましたが、最後に、「松ぼっくりは一体何なのか??」

よーく見ると「うすい羽」のような物が…
抜くとこんな形。先端に種子がついています(ダイオウショウ)

よく見ると、羽のような物があることがあります。これを抜いてみると、先端に「種子」がついていることがあります。松ぼっくりのかさが開くと、この羽のような物が風に乗って飛ばされ、着地、芽が出るのです。松ぼっくりは、正式には「球果(きゅうか)」といいます。落ちている松ぼっくりは、すでに種子を飛ばし切った物が多いのですが、材料に使用している物にも残っていることがありますので観察してみてください。ピンセット等でするっと抜けますよ!

「松ぼっくりツリー作り」は12月25日(日)までです。皆さんのクリスマスの一時を彩る一品になりますように!!それでは、メリークリスマーース!!

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