鹿児島フィールドレポート ~なんか変だった? 昨シーズンの冬鳥たち~

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の落合です。冬から春にかけては皆さんの生活圏で、普段より多くの種類の野鳥を見ることができませんか?

地域にもよりますが、一年を通してどの時期も観察できる野鳥の種類はそこまで多くはありません。鹿児島ではスズメやキジバト、トビなどの留鳥といわれる鳥が、気にも留めなくても目につきます。

おなじみのトビ 大きくてかっこいいですが、珍しくはないですよね

こちらはアオサギ  河川や田んぼ近くで周年見ることができます

しかしながら、秋から冬にかけて冬鳥(あたたかい地域で過ごすために渡ってくる鳥)や旅鳥(一時的に渡りの途中に見かける鳥)を見かける機会が多くなり、他の季節に比べ多くの種類の鳥を見ることができます。

特に11月から3月までは、ヒヨドリやメジロ、ハクセキレイなどのお馴染みの鳥たちも鹿児島に多く集まってきます。

一年中見ることができますが、冬に多く見ることができます。しかし今年は少なかった…

水辺に集まるカモ類も少なかった印象です。
こちらはヒドリガモ  よく見かけますが名前が出てこない代表種ではないですか?

住宅地や公園で、にぎやかな鳴き声を聞くことが多い季節ですが、昨シーズンはどうも様子が違いました。

私が特に指標にしているのがシロハラという鳥です。毎年11月に見かけはじめますが、今年は12月に入ってからはじめて見かけました。出だしが遅いだけで、徐々に数が多くなると思っていましたが、園内で見かけた回数は、2月までにわずか3回。(例年なら毎日数十羽は見ています。)これは非常に少なく、鹿児島県内ではどこも少なく、ほとんど見る機会がありませんでした。※3月に少し見かけましたが、それでも少なかったです…

昨シーズンは、ほんとに少なかったシロハラ  冬鳥の代表種ではないでしょうか?

他の鳥も同様で、にぎやかに鳴くヒヨドリやかわいらしいメジロやエナガも、見る機会が非常に少なく、水辺にやってくるマガモやヒドリガモといったカモ類も少ない印象でした。

なぜ少ないのか?いくつか理由はあるようです。

  • 北方地域のエサとなる木の実が豊作

わざわざ南方に来なくてもエサにありつけるから、見かけないということです。

  • 繁殖地の環境が変化し、エサの虫や草の実などが豊富で冷害も少なく、くらしやすい

ことからもわざわざ暖かい地域に移動する必要性がなくなったということです。

  • 渡りの時期がずれている

気圧配置や悪天候の影響で、渡りの時期がずれている可能性もあるそうです

一般的にはこのような理由がありますが、年ごとに羽数が増減することはあり、一概に鳥自体が少なくなったとは現時点は断言できません。

ただ昨シーズンは例年になく、見かける機会が少なく、今後の動向を注視したいと思います。

皆様の周りに当たり前のようにいる鳥たちですが、少し気にとめると変化に気づくかもしれません。

近年、地球の環境変化が問題になっています。私たちの暮らしが、生き物に与えている影響があるのは確かですので、身近な生き物から感じとることも大事ではないでしょうか。

最近は身近な鳥の代表格のスズメも少なくなってきているといわれています

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