マレーグマのハニイについて

9月12日から突然体調を崩し治療をしていたマレーグマの♀ハニイですが、残念ながら9月18日の朝に寝室で亡くなっていました。

ハニイは2011年8月21日に高知県立のいち動物公園で生まれ2013年10月2日に平川動物公園にやってきました。

やんちゃな性格で我々飼育員を困らせることもありましたが、好奇心旺盛だったハニイをみていると本当に可愛らしく、いろんな行動で私たちを笑わせてくれました。

本当に貴重で幸せいっぱいの日々でした。

ハニイが亡くなって2週間が経ちますが、元気に展示場を走り回ったり、擬木の上で気持ちよさそうに休んだりしているハニイの姿がみられない展示場をみるととても寂しい気持ちになります。

ハニイが亡くなって皆様からたくさんの献花をいただいております。

机がいっぱいになるくらいきれいなお花や写真で埋め尽くされている献花台をみてハニイはこんなにも愛されていていたんだなと実感し、感謝の気もちでいっぱいです。

ハニイが亡くなり平川動物公園のマレーグマは0頭となりました。国内の飼育数も少なくなっています。

マレーグマはIUCNレッドリストで絶滅危惧種に指定されています。

ハニイを愛してくれたようにこれからもマレーグマたちを愛し、絶滅しないように私たち1人1人に何ができるのか考えて行動していただけたらなと思います。

ハニイを愛していただき本当にありがとうございました。

クマ担当

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