こんにちは!
シマウマ担当の江川です。
2026年は「午年」ということで、平川動物公園で飼育しているシマウマについてお話します。
シマウマは「サバンナシマウマ」「ヤマシマウマ」「グレビーシマウマ」の大きく3種に分かれていて、その中でさらに数種に分かれるものがいます(これを亜種といいます)。
平川動物公園では、サバンナシマウマの亜種である「チャップマンシマウマ」を飼育しています。

当園では2頭のメスを飼育しており、アフリカの草原ゾーンでマサイキリン、ダチョウ、ヨーロッパフラミンゴと混合展示しています。
今回は2頭の特徴についてお話しできたらと思います。

「コリン」
・首の中央付近にほくろの様な模様がある。
・おしり付近の黒線が二股に分かれている。
・獣舎には友愛(ユウア)の後に入る。
・餌は我先に食べにくる。


「友愛(ユウア)」
・右のほっぺたにほくろの様な模様がある。
・胸のあたりに白いハートマークがある。
・並んで歩くときにコリンの前を歩くことが多い。
・展示場に向かうときに草を食べてなかなか進まない。


箇条書きにしてみましたが、2頭の特徴は伝わったでしょうか?
シマウマの模様は個体ごとに違うので、飼育員は自分なりの目印を見つけて、個体を見分けています。
今回はわかりやすい物をピックアップしてお伝えしました。
皆さんもぜひ2頭の違いを見つけてみてください。

さて、そんなシマウマたちは一部の種類が絶滅危惧種に指定されるなど、野生の生息数が減ってきている生き物です。
毎年1月31日は、シマウマの保護意識を高めることを目的とした、「国際シマウマの日」です。
当園のシマウマを見て、野生のシマウマやアフリカに対して興味を持っていただけたら嬉しく思います。

当園では、サバンナシマウマ、トカラウマ、ロバの3種のウマの仲間を飼育しています。
それぞれ違った特徴がありますので、じっくり観察してみてくださいね。



2026年は年男な入社2年目:江川
