オグロヅルBlack-necked Crane
Grus nigricollis/ツル目ツル科
尾羽が見られたらラッキー!
5 月上旬~6 月中旬ごろ、標高 2600~4900m にある湿地などで、水深30cm程度の大きな水域に巣を作り繁殖し、採食地として牧場・牧草地も利用する。冬には越冬のため、標高の低い地域へ下りたり、ブータンに移動する。主に冬の間は、農耕地・水田などの近くで過ごすことが多い。雑食性で、植物の根や茎、昆虫、カタツムリ、エビ、魚、小型の鳥類やげっ歯類まで様々なものを食べ、越冬地では穀類も口にする。
名前の通り尾羽が黒いのが特徴ですが、普段は翼の下に隠れてしまって確認するのは難しいです。たまに遊んだり、ディスプレイをしたりで翼を広げた時にだけ見ることができます。さらに首回りと、翼の先端側(初列風切羽および次列風切羽)も黒いため、羽を畳んでいる状態ではこの翼の先端部分を尾羽と見間違われがちです。