タンチョウRed-crowned Crane

Grus japonensisツル目 ツル科

日本人には馴染み深い、昔話に登場するツルといえば!

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中国大陸にいる個体群はモンゴル東部、東シベリア、中国東北地方で繁殖し、朝鮮半島・中国東北の南部で越冬します。一方、北海道の個体群は留鳥で、ツルの中で唯一日本で繁殖を行います。
明治時代には乱獲と湿地の開拓によって絶滅したと考えられていましたが、その後大正時代に10数羽が再発見され、現在では懸命な保護の甲斐もあり、その数は回復しています。その一方、生息地である湿原は減少し、既存の湿地環境も悪化していて、いつまた絶滅の危機に瀕してもおかしくありません。特に近年では、人工物(電線など)への衝突や、車・列車との交通事故が問題となっています。

平川動物公園のタンチョウ紹介

  • ♂レン(L-H0048)1997年5月11日生まれ 2007年3月27日来園
  • ♀ラン(血統:95-03、足環:PZCF9719)2000年5月23日生まれ
  • (血統:55-08)2011年7月1日生まれ 2003年11月21日来園

赤いという意味の「丹」に、頂上の「頂」でタンチョウという名前が付けられました。この赤い部分は皮膚が露出して血液の色が透けて見えており、健康のバロメーターになります。栄養状態が良くなかったり、体調を崩したりすると色が悪くなります。また、興奮すると大きくなります。

  • 生息地日本(北海道)では留鳥。モンゴル東部、中国東北・ウスリーで繁殖。朝鮮半島・中国東北の南部で越冬
  • 園内の場所世界のツルゾーン
  • レッドリスト環境省:VU

ペアの相性は良好で、ダンスや鳴き交わしも息ピッタリです。特にオスはメスにエサを譲ったり、積極的に巣を防衛したりと、非常に紳士的な個体です。

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