「廃棄するユーカリでアロマスプレー作り」を行いました(前編)

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の村上です。

今回のズーブログでは、6月4日に開催した「廃棄するユーカリを用いたアロマスプレー作り」ついてお話ししたいと思います。

まず、このイベントをするきっかけをお話しします。

昨年は当園が開園50周年という節目を迎え、多くのテレビや新聞などのメディアに取り上げていただきました。

その中の新聞記事の一部に、コアラが食べた後の廃棄されるユーカリについて書いたものがあり、それを見た「合同会社 Le Ciel Fusée」様が声をかけてくれたのが始まりになります。

実際に廃棄されているユーカリ

合同会社 Le Ciel Fusée様は、鹿児島県いちき串木野市の特産品を使ったオリジナルアロマ製品を企画開発・製造・販売する会社です。

代表の久木田紫絵留さんは、なんと高校生の時に起業されたそうです。地域特産品であるサワーポメロの摘果され廃棄されるものを使用して、精油やオリジナルブレンドティー、雑貨に加工して有効活用する事業をされています。

今回、当園のユーカリが廃棄されている現状を知り、是非利活用したいという事で、まずはこのワークショップを行うことになりました。

まず、コアラが食べた後のユーカリを精油にしてもらうことから始まりました。

廃棄ユーカリの引き渡し後、葉を1枚1枚ちぎり洗浄し、蒸留器で抽出するそうです。

この作業はとても時間がかかると思いますが、何度もユーカリを受け取りに来ていただいては精油作りを繰り返し行っていただきました。

1枚1枚選定しながらちぎっていきます
ユーカリ葉の洗浄
蒸留器で抽出



そうして出来上がった廃棄ユーカリの精油を初めて嗅がせてもらった時は、「コアラ館の匂いがする!」と思いました(#^.^#)

決して万人受けする匂いではないかもしれませんが、このような背景を知っているからか、出来上がった精油を嗅いだ時はとても嬉しく感じました。

その後、何度も打ち合わせを重ね、今回のワークショップを実施することになりました。

廃棄ユーカリの精油の匂いを嗅ぎながら打ち合わせを行いました。


ワークショップの内容に関しては次回お話しします(^_-)-☆



ユーカリ畑で軽トラを泥沼にハマらせてしまったコアラ担当:村上

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