ヨーロッパフラミンゴと近縁種であり、フラミンゴの中でも最大の種です。塩性ラグーン、干潟、浅い塩性沿岸や内陸の湖に大きな群れを成して生息しており、他の動物では生息できないようなアルカリ性の強い水辺でも生活することができます。泥を積み上げて巣を作り、その上に1個の卵を産みます。抱卵、育雛は雌雄共同で行い、フラミンゴミルクと呼ばれる栄養価の高い分泌物を作りヒナに与えます。
レッドリスト: CITES:Ⅱ
春から初夏にかけ日本にやってくる夏鳥です。4月中旬から5月上旬にアカマツなどの木に巣を作り、繁殖します。9月中旬から10月初旬に渡りますが、奄美大島や沖縄などでは、越冬するものもいます。カエルやトカゲなどを好んで食べます。
平地や海岸に大きな群れをつくって生活しています。性質は臆病で、人の姿を見るとすぐに逃げ出します。上下のくちばしにある細かい歯の列で、泥といっしょにとったプランクトンをふるい分けて食べます。土で作った円錐形の巣に1個産卵し、約28日で孵化します。
アフリカの砂漠を除く開けた平原に多くすんでいますが、標高1,000~2,000mの高地で見られることもあります。水辺を好み木にも登りますがほとんど地上性です。卵生で、1度に20~60個の卵を産み、2~3ヶ月間で孵化します。小さな哺乳類や地上性の鳥類を食べます。
ネコの仲間では唯一、オス1-6頭、雌4-12頭のプライドとよばれる群をつくり、サバンナにすんでいます。オスが獲物をとることは少なく、メスが協力して狩りをし、中~大型の哺乳類などを捕らえます。妊娠期間は約100~120日で、1産2~4子です。
平地から山地の平坦な草原にすみ、雑食性で昆虫や穀類を食べます。渡りの時はヒマラヤ山脈を越えるために、8000メートルもの高さを飛行することができます。鹿児島県出水地方にはまれな冬鳥として飛来することがあります。
オーストラリアほぼ全域の海岸地帯や疎林などの様々な環境で生息しており、群れで生活し一度つがいが形成されると一生の間常に行動を共にします。繁殖期は1年中続き、メスは一度に3~4個の卵を産卵し、オスとメスで交代しながら抱卵して約1カ月で孵化する。
樹木のまばらな草原地帯に、雄を中心とした10頭くらいまでの群れをつくって生活しています。陸上で最も背の高い動物で、4-5mに達します。この高い位置の脳に血液を送るため、強力な心臓と高い血圧を持っています。首が長いですが、首の骨の数は他の哺乳類と同じで7個で、高い位置の木の葉を食べるために進化したと考えられています。舌は約40cmと長く、これで木の葉を巻き取って食べます。妊娠期間は約15ヶ月です。
平地から亜高山帯の森林にすむ留鳥です。夜行性で、夜になると木の枝で獲物を待ち伏せします。上空から音もなく近づき捕えます。「ゴロスケホゥホゥ」と鳴きます。
ユーラシア、北アメリカの広い地域にすむタイリクオオカミの亜種の一つで、北アメリカにすんでいます。パックと呼ばれる5-20頭の家族単位の群をつくって狩りをし、シカなどの大型哺乳類からネズミなどの小型哺乳類まで、様々な動物を食べます。