ヨツユビリクガメ

四肢の爪が4本ずつしかないのが名前の由来です。非常に頑丈で穴を掘るのに適した前肢を持っています。ペットして人気があり、日本にも多数輸入されています。需要があるために密猟も絶えず、生息環境の破壊も重なって、野生個体数が減少しています。

アルダブラゾウガメ

甲長は1mを越えるものもいます。陸地の砂漠にすんでいて、ほとんど水に入りません。体が大きいこと4つの足がゾウのあしにそっくりなことからゾウガメと名付けられました。動きはゆっくりでサボテンや草、樹木の葉、果実などを食べます。長寿で152年間飼育した記録があります。

インドホシガメ

平野部から低い山間地の森林や草原にすんでいて,朝夕にかくれ場所から出て活動します。背中の甲板に放射状の星形模様がある美しいカメで、学名では優雅なという名前がつけられています。草食性で果実、木の芽、やわらかい草などを食べます。一度に2~6個産卵します。

エジプトルーセットオオコウモリ

洞窟やマングローブ林などに20~40頭の群れをつくってすんでいます。主に夕方から夜間にかけて活動しますが、ときには日中も活動します。飛翔しているとき暗所では超音波を発しています。バナナ、マンゴーなど熱帯産の果実をこのんで食べます。妊娠期間は約4ヶ月で、1産1子です。

カバ

野生のカバは、日中は水の中にいて、夜になると陸上で草を食べる夜行性の生活をしています。皮膚が非常に厚いため、人間のように汗を出して体温の調節をすることが出来ません。そのため、昼間の暑い時間を水の中で過ごします。汗を思わせる赤ピンク色のネバネバした液体を分泌し、紫外線や細菌から皮膚を守っています。

ショウジョウトキ

群集性が強く、しばしば非常に大きな群れをつくります。全身を覆う羽は食べ物の色素の色を反映しており、他にも顔の裸出部、嘴、脚も全て朱色ですが、繁殖期には嘴が黒く変色します。沼や海岸でザリガニ、魚、カエル、タニシ、水生昆虫などを食べて暮らしています。
繁殖期には樹上でコロニーをつくって営巣し、一度に2~3個抱卵します。約21日で孵化し、生まれたばかりの雛は黒っぽい色で、1~2年ほどかけて羽色が変化します。

ハゴロモヅル

主として高原の乾燥した草原を好みます。最大1000羽程の群れを成し、夜間にはねぐらを作り、数千羽もの集団になることもあります。
繁殖期は縄張り意識が強く、1ペア毎に広いなわばりを持ちます。湿地帯の他に農耕地や休耕田なども利用します。巣は非常に簡易的なものが多く、乾燥した地面の凹みに直接産卵することもあります。スゲやイネ科植物の種子、根、塊茎などの植物質を中心とした食ですが、昆虫やカエル、小型哺乳類なども捕食します。

ホオカザリヅル

スゲの根茎、種子などを主食としますが、 カタツムリや魚類,カエルなどの小動物も食べます。普段からあまり大きな群れは作らず、10~50羽程度の小規模な集団で見られます。
草地に生息しており、繁殖期には湿地を利用します。そのため繁殖には湿地の水位が大きく影響し、それぞれの個体群の生息地によって時期が異なります。産卵は1個の場合が多く、ツルの中では一番少ないです。2個の卵を産むこともありますが、孵るヒナは1羽のみでもう一方の卵は捨ててしまいます。

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