ノウサギ(キュウシュウノウサギ)

ニホンノウサギの亜種で、雪の少ない地域に生息しています。夜行性で明るい時間帯は岩陰や木の根本などで休んでいることが多いです。警戒心が強く長い耳で小さな音でもすぐに察知することができます。

アカショウビン(リュウキュウアカショウビン)

大きな赤いくちばしと全身真っ赤な色のカワセミの仲間で、火の鳥と呼ばれることがあります。翼や背中はやや紫色を帯びていて、腰の一部に水色の部分があります。本土の亜種より色が濃く、鳴き声もバリエーションが多いです。渓流沿いの森林にすみ、昆虫やカニなどを捕えています。

サバンナモンキー

サバンナ地帯に広く生息しています。疎開林、川辺林を寝場所としますが、日中はサバンナで過ごします。半樹上、半地上の生活をし、50~100頭くらいの大群で移動します。雑食性で、果実、木の実、草の根、昆虫、トカゲなどを食べます。妊娠期間は6~7ヶ月で、1産1子です。

オシドリ

湖岸、山間の清らかな流れのほとりにすんでいます。オスは繁殖期に非常に美しい羽を持ち、特に独特の形をしたオレンジ色の飾り羽は銀杏羽と呼ばれます。一方、非繁殖期には全身がメスとほぼ同じ羽へと生え変わり、この姿をエクリプスといいます。植物の種子や水生植物、昆虫、魚など幅広く食す雑食性で、秋にはドングリを好んで食べます。水辺の林の樹洞に営巣し、一度に7~10個抱卵して、28~30日で孵化します。日本で繁殖するものと、冬季に日本に渡来し越冬するものがいます。

シュバシコウ

日本や中国などにすむコウノトリの亜種です。沼などのある平地の人家近くにすむのを好みます。 雑食性ですが、魚類、両生類、軟体類を好みます。樹上や人家の屋根などに木の枝を使って巣をつくります。 一度に3~6個、オス、メス交代で抱卵し、約33日で孵化します。 ヨーロッパでは、コウノトリが屋根に巣をつくると幸運がおとずれるという言い伝えがあります。

追記:成長に伴い鳴き声を出すことができなくなるため、クラッタリングというクチバシを打ち鳴らす方法でコミュニケーションを取るようになります。

ショウジョウトキ

群集性が強く、しばしば非常に大きな群れをつくります。全身を覆う羽は食べ物の色素の色を反映しており、他にも顔の裸出部、嘴、脚も全て朱色ですが、繁殖期には嘴が黒く変色します。沼や海岸でザリガニ、魚、カエル、タニシ、水生昆虫などを食べて暮らしています。
繁殖期には樹上でコロニーをつくって営巣し、一度に2~3個抱卵します。約21日で孵化し、生まれたばかりの雛は黒っぽい色で、1~2年ほどかけて羽色が変化します。

セキショクヤケイ

ニワトリに似ていますが、れっきとした野鳥で、優れた飛翔能力を持ちます。ニワトリの原種と考えられており、インドでは紀元前2000年ころにすでに家禽として飼育されていました。オスでは、顔は桃色の皮膚が露出しています。また頭頂には鮮やかな赤色の鶏冠(トサカ)、喉には一対の肉垂があります。メスでは鶏冠は小型で赤色は淡く、尾は短くなります。雑食性で、地上や樹上で果実、種子、根、昆虫などを食べます。
繁殖は年一回、主に一夫多妻でおこなわれ、地上の枯葉や草で営巣します。4~6個の卵を産み、メスだけが18~20日間抱卵します。

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