7月17日に「氷の贈呈式」が行われました。鹿児島市に本社があるセイカ食品株式会社様からホッキョクグマに対して氷をいただけることになり、式をとり行ったものです。
セイカ食品株式会社様は1991(平成3)年から長きにわたり平川動物公園のホッキョクグマのために氷をご提供くださっています。本当にありがたいことです。心から感謝申し上げます。
「1991年から」と書きましたが、実施していない年があります。ホッキョクグマ舎がリニューアル工事中の2010(平成22)年)と、カナが老衰で死亡してからホッキョクグマの飼育が途絶えた去年までの2年間です。
3年ぶりに行われた「氷の贈呈式」では、まずセイカ食品株式会社様から目録をいただきました。そこには
「7月13日から8月31日まで1日2個の氷を贈呈します」
と書かれています。
その後、プールに氷を投入しました。
すぐにホッキョクグマのライトが反応して跳びこみ、水しぶきが上がります。
しばらく水の中で楽しむと、陸上に氷を持ち上げ、寝室の中に持って行ってしまいました。
ホッキョクグマ舎内はエアコンを稼働させているので、屋外より涼しくなっています。
贈呈式のお礼の挨拶でお話ししたのですが、ホッキョクグマは地球温暖化の影響などで生息数が減少しています。また、飼育・繁殖が容易ではないため動物園での飼育数も同様に減少傾向にあります。
数少なくなったホッキョクグマが少しでも快適に過ごせることを願っています。
園長 福守