世界アシカの日

みなさんこんにちは!肉食獣担当の伊藤です!

5月30日は「世界アシカの日」です。

今回はアシカについて書いていきます!

当園では現在カリフォルニアアシカを4頭飼育しています。

左から ミュウ♀ コウスケ♂ マリー♀
ミコ♀ (コウスケ♂とミュウ♀の仔)

カリフォルニアアシカは繁殖期になるとオス1頭に対してメスが複数頭のハーレムを形成するため、当園でも同じようにコウスケ(オス1頭)、ミュウ・マリー(メス2頭)+ミコ(仔)のハーレムを形成させています。アシカは5~6月にかけて繁殖期を迎えますので今がその時です!普段見られない行動をしていたりするのでご来園の際にはぜひアシカ舎をチェックしてくだいね♪

当園のアシカたちには主に魚(アジ・サバ・ホッケ)を与えています。

さらに野生下のアシカの仲間はイカやタコやエビなど様々な魚介類を食べています。

どれも人が食べるものと同じですね!

アシカは海に生息しているため私たちと直接的に関わることがなさそうに感じてしまいますが、実は大きな関りがあります。それは漁業者とアシカとの競合関係です。

漁師さんが海に出て漁を行うことでたくさんの魚を手に入れ、私たちの食卓に届けられています。

しかし、ヒトにとって効率の良い漁場は、アシカにとっても効率の良い餌場でもあります。

そこで問題となっているのが「混獲」です。

混獲とは狙った獲物以外の生物が網や針にかかってしまうことです。アシカの仲間もこの被害を受けています。

また放置された漁具(網や糸など)が体に巻きつき死亡するケースもあります。

私たちの生活がアシカだけでなく海の生物に悪い影響を与えていることがわかっています。

では地上で生活している私たちに何ができるのか気になりますよね?

例えば「MSC認証制度」というものがあります。これは水産資源や海洋環境に配慮し適切に管理された、持続可能な漁業に対する認証制度です

海を守りいつまでも魚を獲り続けられるよう、獲ってよい漁獲量や時期、魚の大きさなどを定めたり、他の生物がかかりにくい漁具を使うなど、厳しい取り組みをしている漁業者がこの認証を受けられます。

スーパーに並んでいる海産物にこの「海のエコラベル MSC認証」というマークが付いた商品が並んでいます。何を買うか悩んだときは積極的にこのマークが付いた商品を買うことで、遠い日本にいながらアシカや海の生物たちを守るお手伝いをすることができます。

魚がどのようにして食卓に並んでいるのか。そのために海では何が起こっているのか。「世界アシカの日」がそれを考えるきっかけになれば幸いです。

参考

海を守るマーク(1) 天然水産物の認証制度 MSCについて |WWFジャパン

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