ヨシミのこと~群れづくりの行方

みなさん、こんにちは!
前回のブログ【ヨシミのこと~顔合わせ・同居編② – 平川動物公園公式サイト】の続編を書いています。
ヨシミがどのメンバーとも良好な関係で過ごせているので、もうすぐ全頭同居出来るかも…!?とお知らせしたところで終わりでした。

さて、その後どうなったのか気になりますよね!?

実際のところ4月末頃からはいつでも全頭同居出来る状態ではあったのですが、直後にGWに突入することもあり、普段より騒々しい期間・環境で全頭同居をするのは避けようと関係者で話し合いました。
GWも終わり、担当者もチンパンジーも少し落ち着いて過ごせるようになった頃に全頭同居することに決めました。

5月14日、いよいよ全頭同居の日!!!
前回の全頭同居時の反省を活かし、放飼の順番も変更して臨みました。

いざ!!全頭同居!!!

前回の騒ぎがウソのように全頭とても落ち着いてあっという間に屋外運動場に出ていきました。
あまりにあっさりな展開に拍子抜けしつつも、結果オーライということでひと安心。
ケイも気を張っていた分、少し安心したのか?朝食もそこそこにウトウトし始めました。。。

ひと安心したような表情のケイ
群れも落ち着いているので、しばし寝る!!!


これまでの同居練習期間中は、最大で6頭で過ごすことが多く、それなりに「群れ」らしい感じはあったのですが、やはり8頭全員揃うと上手く言えないのですが「なんか良い!!」
関係者で全頭同居の様子を観察していたのですが、微笑ましい光景も沢山あり終始表情が緩みっぱなしでした。

まるで親子!?のように見えるカリンバ(左)とヨシミ(右)
タワーの上段部分で過ごすことにも徐々に慣れてきました。モモ(左)とヨシミ(右)
以前はとてもぎこちなかったロープ移動も少しは上手になったような…⁉

野生のチンパンジーは離合集散をしながら複雄複雌の群れで暮らす生き物です。
飼育下でもこのような複数のオス・メス、様々な年齢構成のメンバーで暮らせるように努めなければなりません。
ラルゴ(先代のαオス)が率いてくれた頃から素敵な群れでしたが、ラルゴ亡き今、ヨシミの来園をきっかけにケイがαオスとして急成長し、ヨシミも群れの一員となったことで、今後より一層素敵な群れになっていくでしょう。。。

ヨシミの来園によって、ケイだけでなく他のメンバーにとっても良い社会経験を積むことができたと考えています。
また、担当者も多くのことをチンパンジーたちから学ばせてもらいました。
何よりヨシミ、本当によく頑張りました!
群れづくりが上手くいった理由の一つは、ヨシミがどんな時でも落ち着いていて優しい性格だったからだと思います。
最近のヨシミは、自身に関係のない群れ内の争いごとの仲裁に入ったり、泣き叫んでいる個体に寄り添ったりと平和主義者っぷりに拍車がかかっています。これはこれで良いことなのですが、担当者としてはもらい事故は避けたいところで、できれば争いごとはケイに任せて、関係ないことに巻き込まれないようにじっとしていてほしいのが本音です(^^;)

なんとか全員揃った集合写真!8頭を同じ画角に入れて撮るのはとても難しい。。。
以前から作成して準備していたNew個体紹介も全頭同居できたのでやっと貼ることが出来ました。
改めまして、ヨシミです!みなさん、よろしくおねがいします。

親バカならぬ担当者バカかもしれませんが、当園のチンパンジーはどのメンバーもそれぞれの個性が爆発していて最高のメンバーです。
7頭→8頭になり賑やかになったチンパンジーたちにぜひ会いに来ていただけると嬉しいです。

チンパンジー担当:日髙

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