フライングケージの大移動 Part.1

4月某日、こんな話がありました。

「夏にフライングケージの補修工事を行います。それに伴い、展示場内にいる鳥をすべて捕獲し、別の展示場へ移動させてください。」

ブログタイトルの通り、フライングケージの大移動をすることになりました。ひよっこ2年目飼育員、突然任された大仕事にびっくり仰天 Σ(・□・;)

フライングケージで展示している鳥はおよそ30羽、タイムリミットは約3ヶ月。どのように準備から捕獲、移動までを行ったのか。Part1はフライングケージの大移動へ向けた準備について紹介します。

大きく3つの準備作業を行いました。

  • 足環の準備
  • 簡易的な小屋の設置
  • 使用する展示場の整備

足環とは、鳥を見分けるために取り付けるリングのことです。今回はショウジョウトキやオシドリに取り付けるために準備しました。たくさんいる鳥を見た目で見分けるのは至難の業。そこで活躍するのが足環です。足環があれば、すぐに個体を識別したり鳥の情報をまとめたりでき、動物の飼育管理をする上でかなり重要です。

今回使用した足環
足環には脚を傷めないよう、カバーをつけています

簡易的な小屋は、より安全に捕獲作業を行うために準備しました。フライングケージは高さ10mほどあり、地上から虫取り網のようなもので捕獲するのは現実的ではありません。また、危険性が高いため天井に乗ることもできません。

そこで、簡易的な小屋の中で給餌を行い、鳥がエサを食べている隙に小屋を閉めて捕獲する作戦を立てました。この方法なら鳥を追いかけずに済むので、安全かつ鳥のストレスも軽減できると考えました。

小屋の中で給餌して捕獲する作戦

展示場は、世界のツルゾーンを使用することにしました。樹上や水辺で暮らす鳥に合わせて、とまり木の設置や樹木搬入、寒冷紗の取り付けなど、新しい環境でも過ごしやすくなるよう整備を進めました。

寒冷紗を取り付けたり、とまり木を設置したり

このように、まずは捕獲作業を始めるための準備を入念に行いました。

次回、いざ捕獲作業へ!

初めての大仕事は是非に及ばず腹を括って覚悟を決めろ(!?):池亀

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