コアラの個体識別🐨

みなさんこんにちは!平川動物ウォッチング隊員の村上です。

今回のズーブログでは、コアラの個体識別についてお話ししたいと思います。

コアラを飼育していると、来園者から「コアラの見分けがつきますか?」と聞かれることがあります(#^.^#)
私も担当した当初は、見分けがつきにくい個体がいました。


当園では現在16頭のコアラを飼育しています。コアラは単独で暮らす動物ですが、展示スペースをより広く使うため、相性が良い個体は複数で飼育することがあります。

コアラの場合は以下の方法で個体識別しています。

・顔の特徴(鼻や目の色、耳の形)

アーチャー
つくし
ライト

鼻の色や顔全体が薄い色をしている「アーチャー」
たれ耳で丸い目をしている「つくし」
耳が大きく黒色の鼻をしている「ライト」


・体の特徴(体格、毛質・毛量)

インディコ
アーチャー

インディコは毛量が多く、触ってみると指先が隠れます。羊毛のような毛質です。
一方、アーチャーは指先が隠れることはなく短い毛です。短いためかサラッとした毛質です。



コアラはじっとしている時間が長いので、比較的観察しやすい動物です。

数の多い群れで飼育している動物や活動量の多い種は、難易度は高いと感じます。

どのような動物を担当しても、飼育業務をしながら観察する能力を身につけなければなりません。

(私は、まだまだ「観察力」はありませんが(*_*;) )


個体識別の方法は色々とあります。

例えば、

  • マイクロチップ
  • 個体の特徴(模様、色パターン、角や牙の形)
  • タッグ、入れ墨、足環
コールダックに付けている足環
ロバの耳には耳標が付いています

 

飼育環境や動物種によって、上記のようなものを使う場合があります。

これらの道具を使う際のポイントとしては、簡単で素早く、汎用性のあるものを使う事や動物が安全で不具合を起こさないことが大切です。

当園にお越しの際は、ぜひコアラたちの特徴にも注目して観察されてください(#^.^#)


しゃがむと作業ズボンのボタンが外れるようになったコアラ担当:村上

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