ワオキツネザル

乾燥した、木のまばらにはえた岩地に、5~20頭くらいの小さな群れで生活しています。樹上より地上で多くを過ごします。前肢の手首に特殊な分泌腺があり、分泌物を尾の先に付けたり、枝にこすりつけてマーキングし、自分のテリトリーを主張します。果実、花、木の葉などを食べます。妊娠期間は4~5ヶ月で、1産1~2子です。

マタコミツオビアルマジロ

背中に名前のとおり3本の帯があり、敵におそわれると体を丸めてボールのようなかたちになって身を守ります。前肢の指が4本、後肢の指は5本あり、前肢の指に生えている大きな爪をスコップにして地面を掘り、巣穴を作ります。

マーラ

パンパスや岩の多い荒れ地にすむ。群れで生活し、昼間活動する。前肢や後肢を前後にのばして日光浴をする。地下に巣穴を掘り、その中で子育てする。夜は巣穴の中で眠る。草食性で草や茎、根などを食べる。

チリ―フラミンゴ

高山帯の塩湖や海岸、アンデス山中の高地に大きな群れを成して生息しています。泥を積み上げて巣を作り、その上に1個の卵を産みます。抱卵、育雛は雌雄共同で行い、フラミンゴミルクと呼ばれる栄養価の高い分泌物を作りヒナに与えます。

クロヒョウ

ヒョウでは突然変異で全身が黒い黒変種がよくみられます。真っ黒に見えますが、黒地の中にうっすらと斑紋がみえます。ヒョウはネコの仲間で最も適応力が高く、アフリカからアジアにかけて様々な環境に分布しています。群れはつくりません。妊娠期間は約100日で、1産2~3子です。

クロジャガー

ジャガーの黒変種です。全身が真っ黒に見えますが、ヒョウの黒変種と同様、うっすらと斑紋がみえます。ネコ科の中では大型の種類で、頭から胴の長さは1.8メートル、体重は100キロになることもあります。熱帯雨林を中心に生息しますが、時にはアンデス山地のような標高3000メートル前後でもみられます。

リュウキュウコノハズク

全体的に焦げ茶色で、不規則な細かい模様があり、野生では森林に溶け込みやすい体の色をしています。羽角は長くよく目立ち、眉間から羽角にかけて白いのが特徴です。コホッ、コホッと鳴きます。かつてはコノハズクの亜種とされていましたが、現在は独立種とされています。

シロサイ(ミナミシロサイ)

アフリカ南部のサバンナに生息しています。
主に明け方、夕方に行動し、昼間は休んでいます。
サイの中では最も大きく、最大で3.6tになります。体は大きいですが
比較的温厚で、数頭からなる小さな群れを作って生活します。

ダチョウ

草原地帯にすんでいる最大の鳥類です。
飛べませんが時速50kmで長い時間走れます。瞬間的には70kmを出すこともあります。
羽毛の黒いのが雄で、繁殖期には数羽の雌を従えてテリトリーをつくります。卵は鳥類の中でも大きく約1.5kgあります。25個前後の卵を夜はもっぱら雄が抱卵し、約42日で孵化します。
雑食で、草・木の葉・穀物・昆虫などを食べます。

オグロヅル

5 月上旬~6 月中旬ごろ、標高 2600~4900m にある湿地などで、水深30cm程度の大きな水域に巣を作り繁殖し、採食地として牧場・牧草地も利用する。冬には越冬のため、標高の低い地域へ下りたり、ブータンに移動する。主に冬の間は、農耕地・水田などの近くで過ごすことが多い。雑食性で、植物の根や茎、昆虫、カタツムリ、エビ、魚、小型の鳥類やげっ歯類まで様々なものを食べ、越冬地では穀類も口にする。

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