クロヅル

沼地や湿地、草原で繁殖します。自然状態でナベヅルと交雑することがあり、そのようにして生まれた個体は通称ナベクロヅルと呼ばれます。鹿児島県出水地方で少数が越冬します。

チリ―フラミンゴ

高山帯の塩湖や海岸、アンデス山中の高地に大きな群れを成して生息しています。泥を積み上げて巣を作り、その上に1個の卵を産みます。抱卵、育雛は雌雄共同で行い、フラミンゴミルクと呼ばれる栄養価の高い分泌物を作りヒナに与えます。

バーバリーシープ

アフリカ北部の高地にいる野生のヒツジで、長いたてがみ状の毛と、長さ75cmにもなる巻いた角が特徴です。岩石が多く水の乏しい荒れた地域に群れですんでいます。4-5頭の群れをつくり、4~5日に1回遠くまで水を飲みに行きます。草が主食です。妊娠期間は約5ヶ月で、1産1~2子です。

ベンガルヤマネコ

南アジアの広い範囲に分布し、多くの亜種に分けられます。沖縄県西表島に生息するイリオモテヤマネコもベンガルヤマネコの亜種です。自然界では、主に昆虫や小動物を食べています。森林で生活しているため、当園でも展示場へ出ると一通り歩いたあと、木の枝の間でじっとしていることが多いです。

ヒグマ(エゾヒグマ)

エゾヒグマはヒグマの亜種の1種であり、オスのほうがメスより大きいです。ヒグマは植物や果実などを主に食べる雑食性です。がっしりとした体格で肩の筋肉がもりあがっています。冬は掘った巣穴の中で越冬します。妊娠したメスは越冬中に巣穴の中で1~3頭の仔を出産します。

シロサイ(ミナミシロサイ)

アフリカ南部のサバンナに生息しています。
主に明け方、夕方に行動し、昼間は休んでいます。
サイの中では最も大きく、最大で3.6tになります。体は大きいですが
比較的温厚で、数頭からなる小さな群れを作って生活します。

セマルハコガメ

森林のまわりの湿った場所や河川の近くにすんでいます。腹甲(腹側の甲)の中央部にちょうつがいがあって甲らの前後をぴったりとふたをして箱のようになります。雑食性で植物のほかにミミズやカタツムリなども食べます。一度に1~6個産卵します。日本産のものは国の天然記念物に指定されています。

ダチョウ

草原地帯にすんでいる最大の鳥類です。
飛べませんが時速50kmで長い時間走れます。瞬間的には70kmを出すこともあります。
羽毛の黒いのが雄で、繁殖期には数羽の雌を従えてテリトリーをつくります。卵は鳥類の中でも大きく約1.5kgあります。25個前後の卵を夜はもっぱら雄が抱卵し、約42日で孵化します。
雑食で、草・木の葉・穀物・昆虫などを食べます。

ミシシッピーワニ

口の先は幅広く円く、全長が6mに達するものもいます。若い個体は黒地に黄色い横帯があります。川や沼、湖にすみ、魚や水辺に来る鳥や獣などを食べます。北辺にすんでいるものは冬眠します。5~7月に、土や草をもりあげて巣を作り、卵を25~65個産みます。卵は60~70日で孵化します。

メガネカイマン

全長1.2m~2.6mで湖沼や河川にすんでいます。目が大きく目と目の間の皮膚の隆起がうねのように通っており、正面から見るとメガネをかけたように見えるところから名前が付けられました。魚や甲殻類、水辺に近寄る小動物などを食べます。ペットとして飼われている子ワニはほとんどこの種です。

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